なんとも、おおらかなバスに乗り、


滝の音に耳を傾けて滝登り。


静寂の淵で桜を眺めて一休み。


茶畑の脇を登って、峠の茶屋で腹ごしらえ。


絶品の地鶏の親子丼。男性には250g、女性には200g、じじばばには150g。残さないように配慮してる、と茶屋の娘さんが。

メニューに書いてあるわけじゃない。雰囲気で決める隠れた思いやり。
そして、スープにはワラビも土筆も入ってた。

隣の席にいた 婆ちゃんたちにデザートをサービスしてた。聞けば、地元も婆ちゃんたちで、彼岸の最中だけ交替で神社の賽銭守役らしい。

どうにも気になって、神社に行ってみた。婆ちゃんたち、賽銭守してたから、話しかけると、、、なんとも楽しげ。

かれこれ1時間。よもやま話に花が咲いた。婆ちゃんたちは80歳くらい。ほうれん草やミカンや梅、米も作ってる。今でも朝暗いうちから夜暗くなるまで働いてる。

いくつになっても、じっとなどしてない。いろんな役割を担ってる。

村の話をいろいろ教えてくれた。恥ずかしそうに、うれしそうに、笑顔で。

不思議なことに、なんだか婆ちゃんたちの孫になった気分だった。そう、僕がまだ子供だった頃、祖母と話してた時の感覚になってたのだ。

婆ちゃんたちの素朴な笑顔、話に、、、相槌をうつうちに。
写真を撮らなかったのが残念だけど、それも仕方ないこと。だって、嫌われたくなかったから。