2日に発表された男子テニスの最新世界ランキングで、メキシコ・オープン準優勝の錦織圭が前週の5位から一つ順位を上げ、自己最高の4位に浮上した。1973年に導入された現行のランキング制度では、95年のクルム伊達公子に並び、日本選手の最高位となった。

4大大会初優勝を狙う錦織にとって、世界のトップ4に入った意義は大きい。4大大会や、それに次ぐ格のマスターズ大会で第4シードまでに入るため、準決勝までジョコビッチ、フェデラー、ナダルの「3強」には当たらない。勝ち上がる可能性がより高まり、ランキングを上げるチャンスも広がる。

錦織はデビス杯ワールドグループ1回戦のカナダ戦(6~8日、カナダ・バンクーバー)に出場予定。その後はBNPパリバ・オープンやマイアミ・オープンなど4大大会とほぼ同じ顔ぶれがそろうマスターズ大会が続く。