世界の株価指数の騰落は「パーセント」で言われる。だが、「計算尺で計算した時代」の遺物・ニューヨーク・ダウと、「そろばんで計算した時代」の遺物・日経平均株価だけは「通貨」で言う。NYダウと日経平均、当事国で「デノミ」があったら、それに合わせて切り替えるの?


「(パリ・ロンドンはじめ)欧州では2%下落したあと、ニューヨークでは567ドル上昇」みたいなことを平然とのたまう。


「(香港・ソウル・シンガポールはじめ)アジアでは3%下落して、東京では1071円下落」みたいなことを平然とのたまう。


パーセントなら、基準を知らなくても変動したことがなんとなくわかるが、通貨で言われたら、暴落なのか小動きなのかさっぱりわからない。でも、こんなのがチェックされずに通り抜けてしまう。


ニュースで「日経平均1071円の暴落」と物知り顔で言われたって、暴落前の日経平均がなんぼかを知らない人にはチンプンカンプンだ。2071円から1071円値下がりして1000円ポッキリになってしまったら間違いなく大暴落だが、3,500,001,071円から1071円値下がりして3,500,000,000円ポッキリになってしまったところで、大暴落なんて叫んだら小ばかにされるだけだ。


ニューヨーク・ダウは歴史的継続性の意味で続けているだけだ。その運営会社が最も重要視しているのは、通貨単位を言わないS&P500であることは間違いがない。その一方で、ガラパゴス日本では、馬鹿の一つ覚えで「投機の友」日経平均株価なんだから、海外の投資家からバカにされる。東京証券取引所内のブースから生放送される「マーケット・ワイド」ですら、キャスターが「投機にもってこい」と揶揄する有様だったりする。


「東証1部全体の値動きを示す」なんて枕詞をつけて、TOPIX(東証株価指数)の事を時事通信は配信し、NHKは電波を流すが、これは暗に「一握りの銘柄の値動きを示す日経平均株価」と言っているようなものである。仮に銀行が全てストップ安になっても、ファーストリテイリングが3%値上がりすれば「日経平均は高く終わりました」なんて世間とずれた数字が作られてしまう。

◇ ◇ ◇

今日の東京株式市場は、11時までの「反動高」と、その後の「帳消し」に分けて考える必要があるうえ、銘柄によっては「暴走高で寄り天」なんてものが現れたり、場中に「仕掛け」のような暴走が出たりと、「きょうの出来事」でひとまとめにしてしまうとしどろもどろになってしまうような、乱れきった形になってしまった。


何を書いたらいいの? わかんなーい!


イージーに乱高下としようにも、場中に上げ下げが激しく繰り返されたわけじゃなく、単に「激しい上げ」に「激しい下げ」が1回ずつあっただけだから、ふさわしくない。


さらに困ったことに、今日の大引けで「手じまい売りで上げ幅を縮めた」程度の、「上げ」ときっぱり言い切れる形だったら、「大暴落後の最初の反発は売り」と言い切れるのだが、実際の流れは
「大暴落後の最初の反発は前場で終わり、後場は売られて前日終値近くまで下げてしまった」
ので、クエスチョンマークになってしまう。


先が読めない。困った。


日経平均 21,645.37 △35.13
TOPIX   1,749.91 △6.50


こんなふうになってしまうと、もうお手上げです。


今日のカキコは、以上です。

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