いつも思う、この
結局、龍之介は真剣に考えてやしない
アリバイ的に、ちょっと考えて見せたに過ぎない
自然?
状況にまかれている
他者との交通がない
自閉、コミュニケーションしろ
あの虐げられた弱者
本当の弱さ
道徳的の弱さ
弱いからできない
弱さを捨てることによってしか
強くなる以外に耐えるすべはない
弱さを排除することは、弱さを克服するのか
死後にも救いなんかないなら死ぬ意味はない
生きて地獄死んで地獄なら、どちらも変わらない
そのとき、問題は、そこからそのひとが、どのような意味を受け取るかということ
生の意味は不毛さ
心のない場所からの脱出
心をすてきれず残ること
心のない場所に心のないままに残ること
現状追認しかない
心をもって生きられるか
私たちの生活は
心でそれと認めがたいものによってせいりつしている
みんなそう望むような望み
望む心は生活からずれている
そのズレのくりこみ
非妥協テロ
逆テロ
ユートピアン
心と身体分離する
かっぱを追いかける動物的生命力
河童の国、人口世界
狂人精神病院
理想芸術追求
不可能
死ぬ
理想抜きの生活
理想テロ
積極的には
生活優先すること逆テロ弾圧
ユートピアン
理想を持つことは孤独だ
ジャーナリストは説得の努力を払う
成果主義的、直接行動
自殺かテロ
宗教
承認もと
教会、大衆
この承認、ジャーナリズム、訴えること
説得の努力
心の支え、生存の根拠、人間の存在を支える内在的な活力といってもよい
心なのか生命なのか
ユートピアン、
どこにもないところにたつこと
それは、すべてのひとにできることではないし、
すくなくとも、生活から自由なだけの、金銭が必要だ
あすの米びつのために、日々の必要に追われるなかで本来性から遠い人は、
では、なぜ生きるのか
彼らの生に意味を見出すことのできない思想にどんな価値がある?
明らかにものの道理が通らない、まさに不当な社会構造の上に、
わたしの生活が成立しているのだとして、では、そんな私には、どんな思想が可能なのか?
モラルはありうるのか
俺にはなんでもわかってるって感じのあのみじめったらしい鈍感さ
死んでも意味がないのだとしたら、また、そのことをよく理解しているなら、ではなぜ死ぬのだろう
アイロニー?
芸術が不可能なとき、龍之介が生きる道はあるのか
自分自身による支えが芸術至上主義なるものの内実なら
よそに根拠を求めることは、なんと呼ばれるだろう?
それが詩的印象なのだろうか?
狂人の母
動物的な居直り
自然という他者?
動物になりたい
人工の世界、意識、観念、自閉
トックは自殺、影、理想
他の河童は生活教によって生きる?
現実の社会身体、関係、他者、
狂人、テロリスト、自殺者、自分でやる、
ふつうのひと、没理想、動物、心を失う、人にやってもらう
漁師、心を捨てる
音楽家、うちなる自然
雌の河童、女性崇拝、母
末後の目、諦念