蛇性の婬01 | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで

蛇性の婬


人物

大宅竹助

太郎

豊雄

師安倍弓麿

県の真女児


時間

空間


蛇性とはなんだろう。

作品の中で真女児の「蛇性」(超常性と淫らさ)がどのように発揮されるのか見てみよう


・にわか雨とともにどこからか現れる

・夢の中で豊雄と契りを交わす

・盗品の宝物を豊雄に与える

・真女児の屋敷が廃屋に変じている

・役人が真女児を捕えようとすると、突然地が裂けんばかりの雷鳴がして、姿がかき消えてしまう

・結婚後、毎夜のごとく契りを交わす

・行者に正体を見破られるやいなや、真女児と下女のまろやはたちまち躍りあがって滝に飛び込んだかとみえたが、そのまま滝の水が沸騰して空に舞いあがったかと思うと、天は真っ暗になり凄まじい雨が降り始めた

・富子の顔かたちのまま声だけが真女児となり脅迫をする

・払い鎮めようとしにきた鞍馬寺の僧がその毒気にあたり身体中が焼けたようになって死んでしまった

・法力によって封じられたのち、真女児は三尺ほどの、まろやは一尺ほどの白蛇の姿をあらわした



天候の制御、毒、水神

脱皮、死と再生

鱗身と閉じられない瞳

丸呑み、貪欲、酒豪

這い回る

嫉妬