読書一人旅不定期経過報告[ツンドク崩し編](10/05/10) | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで

□今のひょろの手持ち

01:S:無思想の発見/養老先生

02:Ea:やさしさの精神病理

03:N:使える武術(3~8章残)

04:H:PLANETS vol.6/雑誌

05:D:真贋/吉本隆明センセイ


□机の上の本

・「論語」の話/吉川先生(12/27済):S

・「いき」の構造(20/190済):S

・職業としての政治:H

・なぜ人を殺してはいけないのか?/永井先生、小泉先生:H

・ものがたりの余白/エンデ:B

・思想地図〈vol.5〉特集・社会の批評(NHKブックス別巻):S

・競売ナンバー49の叫び (ちくま文庫)/ピンチョン/小説:H

・S:倫理と無限/レヴィナス先生/ちくま学芸文庫


□さいきん読み終わった本

・経済成長という病/現代新書

・H:日本人の英語/マーク・ピーターセン先生

・逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎

(小学館文庫)

・生徒会役員共(1) (少年マガジンコミックス)

・暴走する「世間」―世間のオキテを解析する (木星叢書)


□増えた本

・「教養」とは何か(1、2章残)/阿部謹也さん


□読みたい本

・七回死んだ男

・健康の味


□読めなかった本

・[借]S:はじめての現象学/竹田先生


□管理に使ってるサイト:読書メーター

http://book.akahoshitakuya.com/u/20858


* * *

今回はわりとおとなしいです。


最近、新しく入ってきた本を読んで、読んでない本は

かたまってる気がする。

まあちょいちょい読みすすめます。

それはたとえば『日本人の英語』とかで、

ホントに漸進で読み終わった。



『経済成長という病』について。


本書に対する宮崎哲弥さんのコメントを引用しておこう。

「あーこれはもうないや」とホントにがっかりした。


『これに限らず、反成長論というのは実務化が陥りがちな

ローカルミニマム(局所最適解)のマクロ経済への不当拡張に

すぎないと思いますね。』

(新書大賞2010の永江朗さんとの対談から)


「反成長論」をして『そんなバカげた思潮』とまで言っている。


『経済成長という病』がほんとうに「反成長論」なのか、という

疑問はあるけど(二元論的思考とは別の思考が必要だ、と

平川さんは仰っていたように思われる)、

それ以前に成長政策に反対する立場を十把一絡げに

「バカ」と言えるのはなかなかすごい。


カール・ポパーは「科学性」を「反証可能性」にこそ求めたけれど

結局それは「絶対無謬」の「バカ」さ加減にいい加減うんざりしている

んだとおもう。

どうして、自分が現にすでに立っている地平が如何に構築されたのか、

その起源に思いを致そうとしないんだろう。


思考が半世紀古いぜ。


そんなところかなあ。


「専門性と判断力は無関係である」という言葉を説明できるように

しようと思って、「舌切り雀」に目をつけてます。

昔話はみんな知ってるからさ、ホントに使える。


じゃあまたがんばりまーす