あやまらなければならないこと | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


真に謝罪し、真に反省するとは、むつかしいことである。


01:誰の、どんなところが、なぜ、ダメなのか

現状を分析する。


02:どうしてそんなことをしてしまったのか

原因を究明する。


03:どうしたら再発を防げるのか

対策を立案する。


04:ごめんなさい

謝る。


許してもらえるかどうかはともかくも、また、

まだ完全にはこのテンプレの各項目を十分に

充実させられていないようにも思うのだけれど、

しかし、心の中でもしゃもしゃ反芻していても、

それが現実に表現されないのであれば、

そんなものにはケロヨンよりも価値がないのである。


僕は今、二人に二つのことを謝らなければならない

けれども、原因の「根」は、どうも一つであるようだ。




ⅰ.えびさん、ごめんなさい。


01:現状分析

「常識至上主義は去れ。」他のエントリ内で、

「詭弁」批判を展開。


最大の問題は、そもそも「詭弁」の定義が

されていないこと。

何をもって詭弁とするのか。

「詭弁」の定義は、「私の意見に対する対抗意見のこと」。

その定義域は極めて恣意的に決定されていて、とても

じゃないけど、フェアとはいえないだろう。


詭弁批判自体が最大の詭弁である。


02:原因究明

「定義」攻めはちょっと汚いけど、まだルールの範疇では

あるかと思う。しかし、はじめから相手に対して否定的な

態度で臨んでいながら、「建設的」を「志向する」とは、

まったくお笑い種である。


原因は、ふたつ。僕が高慢ちきちきだったというのと、

議論の方法論が目下模索中であるということだ。

ルールの策定が急務である。


03:対策立案

議論には二種あるのではないかと考える。

すなわち、開放的議論と、閉鎖的議論である。

それらは、「問い」によって規定される。


開放的議論においては、まず何について話すべきかを

決める必要がある。

例:「行為とは何だろうか。」


まず、なんらかの価値に対する判断の当否を問うのであれば、

賛成か反対の、ディベート形式に問いを設定すべきではないか。

例:「行為には人間の選択の余地がある」に賛成か反対か。


このように、議論のためのルールというものもまた、編み上げていく

必要がある。


04;で、

ごめんなさい、僕がまちがってました。



ⅱ.marusukeさん、ごめんなさい。


01:現状分析

「marusukeさんとえびへ」コメント2


■Re:無題

>marusukeさん
うわっ、フラれたww
ん、じゃあおもっきり甘えて、「食う」よ。
僕らそんなヤワじゃない。そうだろ?

hyorokun 2009-06-29 00:54:32


端的に言って、「食う」という表現が不適切でありました。

この態度は、全くディセンシーが欠けています。


02:原因究明

恐らく、僕個人の心理的な原因と、戦略的な虚偽があったの

ではないかと考えます。


心理的な側面とは、僕が自信がなかったので、

猫が威嚇するときに毛を逆立てるように、

横柄な態度をとったというものです。


戦略的な虚偽があったというのは、

「食う」という表現は、弱肉強食というか、より、勢いのあるほうが

ないほうを飲み込むというようなイメージを読み手に与えます。

この表現は、僕のほうがより有利に弁論を進めているような

印象を読者に与えようというレトリックではないかと考えられます。


03:対策立案

僕が考えている正義論には、大きく二つの意味があります。

万人に対して、主張することの権利を強く保証すること。

そもそも全ての表現は詭弁ですが、ディセンシーに欠く表現を

捻り潰すこと。

表現の場の権威を高め、不正義を糾弾する力を、物理的高低差とは

独立して言葉に宿らせることが必要であり、また可能だと考えます。


そして、このことは、僕自身と、僕以外のみんなと、双方にとって

とても有益なことであるし、今回のようなケースの予防策としても

有効です。


04:で、

ごめんなさい。もうしません。



以上です。