新大学生・社会人のためのやる気をコントロールするたった一つの方法というのはウソです | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで

pさんこめありがとうです。


なんだかもうミミタコならぬミミクラーケンなくらい

死ぬほど繰り返されてる議論のような気もするんですけど、

またまたまたさか、「やる気」についてのエントリです。



まず、目標を設定します。


「やる気をコントロールしたい」


やる気なるものが曲者だなーと僕が思うのは、

それがあまりにもあやふやなものだからです。

一体やる気が何を指しているのか、僕にはよく分からない。



「身体性」という言葉がありますね。

僕はだいたい、ネットの共有知だとか、市場原理に基づく

合理性、効率性の反対の極に位置する価値という文脈で

この言葉を使うことが一番多いんですけれども。


しかし、この言葉の本質は、劇やサーカスのような身体性の

素晴らしさだとか美しさといった前向きの意味よりもむしろ、

ままならなさ、全然コントロールできないやという「諦め」の

意味が強い。


いかに明徹な知性を備えた賢者であっても、物理身体の

ままならなさには勝てない、そう思います。


やる気に実体があるのかどうかわかりませんが、

100%コントロールできる術が存在するかというと、

もしかしたら何かしらの技術に解消し得ない余剰があるの

じゃないかと感じます。いくらかはこゝろの問題が関わって

いるように思う。


つまり、やる気「そのもの」に手で触れて摘出したり、

ショック療法を加えたりっていうことはできないだろうと。


>自分でルールをつくって自分と戦うような感じにすれば、

結構頑張れたりする。常に切り替えという物を意識できる

ようになれば、それほどダメな日っていうのは出てこない

んじゃないかな、と


経済で言う「景気の引き締め」と同じ感覚のような気がするね。


・景気なるもの、やる気なるものをコントロールしたい。

・本当は景気ややる気そのものは触れないから、触ることが

できるものという定義を先立って用意する。

・何かしらの目安を設定して、近似を求める。

・近似をコントロールするように物理身体を管理する。


具体的にはpさんの言うとおりノルマを立て、時間で管理する

のがシンプルかつスマートですね。


あと、ちょっと遠回りですけど、体力をつけるのも、とても効果が

あるように思います。パワポケだと最初ランニングしてタフさを

あげるし、某田村カフカ君が考えたように即物的にタフである

ことが「スタンドアローン」の必要条件でもあるしね。


そうすれば、時間が色濃くなるし、ずっと充実感を味わうことが

できるので「ああ、自分はやる気があって素晴らしく意味のある時間

だった、少なくともこの時間だけは本物だったなあ」と納得しやすい

でしょうね。


>「他の事を考えてる余裕がない」が「やる気のある状態」

っていうのは、やっぱなんとなく違うと思わない?


やっぱり違うかもね。やる気の定義にもよると思うんだけど。

ただ、僕がこう書いたのは、そうあるべきじゃないか、というか、

「やる気」って言う言葉がフォニーだと感じて反発したからだと

思う。その個人的な信仰についてはまた別のエントリで整理

したい。



やる気の定義はかなりアヤシイので、反論はいくらでもどぞな