安楽の時代はとうに過ぎ去ったんだ。
もう、暴力によっては世界は変わらないんだよ。
それが芸術であれ、テロルであれ、そんなのっぺりした
ぺらぺらの「本当」では、もうダメなんだよ。
ねえ、君は何一つわかっちゃいない。
イニシエーションの本質は、断絶ではなく、
むしろ、その連続性の確認にこそある。
それは自己異化であり、自己の対象化だ。
そして、同時に、僕らは終らせることの難しさを知っている。
それは常に、時期尚早の様態でしかありえないんだよ。
国境の南、太陽の西。
I'LL FOLLOW THE SUN.
行かなくちゃいけない。
黙っていたって、太陽は西へと向うだろう。
どれだけインチキを繰り返しても、もうダメなんだ。
僕は、もうよれよれだよ。
終わりを超えた先のところへ行かないと。
そう、ホントにそこだよ。
マジな話、僕らはそこに行かなくちゃいけないんだ。
なあ、夢を見ているのは一体どちらの方なんだろう?
ここじゃダメなんだよ、ホントに。
僕を消さないでくれよ、アリー。
僕を消さないでくれよな、僕を。
行かなくちゃ・・・。