愛するフィービー・コールフィールドへ | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


安楽の時代はとうに過ぎ去ったんだ。

もう、暴力によっては世界は変わらないんだよ。


それが芸術であれ、テロルであれ、そんなのっぺりした

ぺらぺらの「本当」では、もうダメなんだよ。



ねえ、君は何一つわかっちゃいない。


イニシエーションの本質は、断絶ではなく、

むしろ、その連続性の確認にこそある。


それは自己異化であり、自己の対象化だ。


そして、同時に、僕らは終らせることの難しさを知っている。

それは常に、時期尚早の様態でしかありえないんだよ。


国境の南、太陽の西。

I'LL FOLLOW THE SUN.


行かなくちゃいけない。

黙っていたって、太陽は西へと向うだろう。


どれだけインチキを繰り返しても、もうダメなんだ。


僕は、もうよれよれだよ。



終わりを超えた先のところへ行かないと。


そう、ホントにそこだよ。

マジな話、僕らはそこに行かなくちゃいけないんだ。



なあ、夢を見ているのは一体どちらの方なんだろう?


ここじゃダメなんだよ、ホントに。



僕を消さないでくれよ、アリー。


僕を消さないでくれよな、僕を。



行かなくちゃ・・・。