Ungeziefer | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


<自殺する人>に告ぎます。


僕はあなたを許すわけにはいかない。


僕は生きることが肯定すべきもの、

生きることはいいことだと思います。


これもパースペクティブの一つかもしれません。

まだ絶対的な真理だと論理的に説明することはできません。


しかし、どういうわけか、これは絶対に揺るがない

真実なんだと、僕の魂が暴れます。


あまりにちゃちですが、僕がキチガイのように

振舞っている、その理不尽さ、その非常識さ、

その屁理屈が、少しでも「おかしい」と感じたら、

死ぬのをしばし待ってください。


なんで、こいつは、まるで頭のおかしい人間の

ように振舞うのだろう?馬鹿か?


それです!本当になんなんだろうと、そう思ったら、

本当に申し訳ないですが、少し待ってください。


仮に、僕が、生きることを肯定していたからといって、

なぜ<自殺する人>にまとわりついて邪魔をするのか?


本当に理不尽な話だと思いますけど、あなたが

死ぬと、僕が暴れます。


僕にもまだわからないんです。

なぜ、僕が暴れるのか。なぜ、涙が止まらないのか。


僕がキチガイだからでしょうか?

そうかもしれません。しかし、だとしても、僕は

あなたの邪魔をします。


理由はあるんだと思います。

しかし、今の僕にはそれを説明できない。

僕にわかるのは、あなたを死なせてはいけないと

いうこと、そして、僕は涙が止まらないだけです。


本当に申し訳ない。理由も自分でわからないのに、

引き止めようなんて、理不尽なお願いだとは

わかっているけど、僕の魂が暴れるんです。


僕がキチガイのように見えたならば、待ってくれ!!

お願いだ、僕の話しを聴いて!なあ、頼むよ!

聞いてくれ!僕の話を聞いて!!!聞けよ!!


聞けよ!!!!おい、聴けよ!!!


僕はキチガイだ。それでいい。だから、その為に、

待ってくれ!!少しでいいから待ってくれ!

キチガイのお願いだ!!


待ってくれ!!!!

待ってくれ!!!!!