かくかく | 陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

陽炎の帯の上へちらりと逆まに映る鴉の影―どーすかΩ

この部屋の中にいるヤツに会いたいのなら もっと、寿命をのばしてからおいで


そんなに壊したいならば

安っぽいロックでも聴いていろ!



彼はそう言って鉛筆をへし折った。




あのねぇ・・・。

それ新品なのに、まったく。



こういうことはあんまり言いたくないけど

鉛筆は折るためのものじゃない。

八つ当たりのエネルギーをもっと建設的に

使えないものかな。


鉛筆が折れる。


砕ける。


破片が散る。


うん。



で、消しゴムがある。



消しゴムはなかなかすごい。

こいつはマッチョだよね。



いや、まあ芯までゴム・・・というか

芯ないんだけどさ。



マッチョな消しゴムだよ。


内臓ないぞう・・・なんて。


ははは・・・。




どちらかというと筋肉質だよね。


体脂肪0%だ。


全部筋肉。



でも内臓は筋肉じゃないんだって。



ホントに内臓ないぞう。



・・・いや、ごめん。





それでさ、