この本を読んで、
自分が無類の映画好きであることを思い出しました。
もぎりよ今夜も有難う/片桐はいり
¥1,680
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‘かもめ食堂’でもおなじみの個性派女優、片桐はいりさんによる3作目のエッセイ
『私のマトカ』や『グアテマラの弟』がご自身の旅行記であったのに対して、
こちらは7年間のもぎりとしての経験や旅行先で出合った素敵な名画座のお話が満載
それぞれの章も名画のタイトルをもじっているのが憎いところ
例)
タイトルの「もぎりよ今夜も有難う」→‘夜霧よ今夜も有難う’
「時給交響曲」→‘地球交響曲’
「女王の男」→‘王の男’
「私の頭の中のそろばん」→‘私の頭の中の消しゴム’
「パルプ・コレクション」→‘パルプ・フィクション’
「五年目の上着」→‘七年目の浮気’
映画がお好きな方であれば、
このタイトルを見ただけでピンと来るはず。
しかもそれぞれの映画の内容と国籍がわかれば、もうマニア?
はいりさんの文章からは、ユーモアと知性を感じさせます。
読んでいて爆笑してしまった部分も。
たとえば昔は映画館の治安が悪くて
はいりさんは男装していて、
背が高い方なのでかなり様になっていたらしく
女子トイレで叫ばれたり
注意されたり
と男性に本気で間違われたりしてたとか。
反対にわが身を振り返れば、
「映画好き」の風上にも置けないほど
見事に映画を見ていない。
最後に見たのは
1月のこと。
後は海外旅行の飛行機の中
見事に見てない(繰り返すな)
さっそく今日、空いている時間を利用して
レディースデイの恩恵にあずかってまいりました。
そうなんです。
わたし、映画好きなんです。
学生の頃なんて、毎週同じ映画館通ってタルコフスキー特集に通っていたことも。
東京中のミニシアターにも足を運びましたよ。うん。
授業でも映画好きの学生がいたら、ヒャクゴウ先生止まりません。
一度丸ひとコマ、映画談議で終わらせてしまったことも。
下手すると4コマすべて映画で授業やりますね、わたし。
「自分が好きな映画のあらすじをまとめ、説明しなさい」
なんていうタスクとかやっちゃったりしてさ(ぷぷ)
楽しそう^^
すっかり名画座の日が消えてしまった東京
やっぱり暗闇の中、おおきな画面と対峙する時間は
何物にも代えがたい、儀式のようなものだと思います。
映画、万歳!!
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