他州のトラックをカリフォルニアに持ち込む | What's your call sign?

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アメリカで4人家族で暮らしています。日記のような感覚で書いているのでテーマはありません。日常生活で気になったことを書き残しておいて数年後に読み返してみるの繰り返しです。

うちにあるピックアップトラックを昨日カリフォルニア州に登録し、ライセンスプレートを貰って来ました。

普通の車でも他州に比べるとかなり面倒でしたが、トラックだとさらに輪をかけて面倒でした。他州で購入したトラックをカリフォルニアに持ち込んで登録する大まかな流れは、

 

1.DMV (California Department of Motor Vehicles)、あるいはDMV認定のエージェントに行き、他州で購入したトラックをカリフォルニアに持ってきた旨を伝える

 

2.DMVの職員にトラックのVIN#やエンジンなどを点検してもらい、証明書を発行してもらう(無料)

 

3.Weigh Stationでトラックの重量を測ってもらう ($10-$20程度)

 

4.Smog Checkを行う ($20-30程度)

 

5.最初のDMVかDMV認定エージェントのところに戻り、登録料および消費税の差額($500-2000、トラックのサイズや排気量による)を支払って完了。ライセンスプレートを発行してもらう。

 

2、3、4は別にこの順番でなくても大丈夫です。普通の乗用車、あるいはSUVならば2の点検と3の計量は必要なく、1→4→5のみです。テキサスとミズーリならばいきなり1→5で終了です。

 

2 の点検はDMVそのものに行く必要があり、町中に点在するDMV認定のエージェントではこの業務を行えません。というわけで最初にエージェントの方に行くと、「じゃあ次はDMVかWeigh Stationに行って来て」と言われます。それならば最初からエージェントではなくDMVの方に行けばいいと思うかもしれませんが、ほとんどのエージェントはSmog Checkも行っているので、どちらに行っても結果的に2度手間になってしまいます。(DMVはSmog Checkは行っていない)

 

つまりステップ1で最初にDMVに行くと1と2をまとめてやってくれますが、4のSmog Checkは別の場所に行かなければなりません。逆にステップ1でDMV認定のエージェントの方に行くと、1と4をまとめてやってくれますが、2をやるためにDMVに行く必要があると言うわけです。

 

3 の計量はちゃんとしたWeigh Station (車両計量所) で行い、車両重量の証明書を発行してもらう必要があります。このWeigh Stationは州間高速道路の州境上にある場合が多いのですが、それ以外の場所には意外と少なく、ロサンゼルス市内に1つ、その周辺に2つしかありません。DMVはもちろん、メカニックやディーラーでもこの計量はできません。

 

「車両重量なんか車のユーザーマニュアルに書いてある、というかネットで簡単に調べられるだろう」と思うでしょう。もちろんそうなんですが、改造とかする人がいるので。あと改造とまでは行かなくても、トラックは荷台の装備(屋根や道具箱をつけたり)によって重量が変わりやすいので、登録前に一応ちゃんと量るようにということみたいです。

 

Santa Fe SpringsのWeigh Stationで順番待ち

 

秤に乗せられた僕のトラック

 

カリフォルニアではトラックはどんなに小さくても全て商用(Commercial) の車両だとみなされるので、手続きが面倒くさくなってしまうらしいです。僕もWeigh Stationでは周りは大きなトラックばかりの中、個人用の小さなピックアップトラック一台だけというので肩身の狭い思いをしました。

 

カリフォルニア州内のディーラーで新しくトラックを購入する場合は、1から3までをディーラーが全てやってくれ、新車の場合は4は必要なく、一番最後の登録だけ、中古車でも4と5だけでOKです。