世の中、結構多くの人は高校を卒業する段階で、自分の将来を考えて進学先を選んでいますし、そのまま就職をしています。こうしたなかで、「文科系」の大学に進んだ人物は、就職活動をするまではモラトリアムに浸っているものの、さすがに就職先を選択するときは、自分の将来をある程度視野にいれているように思います。

 

一方で私は、就職したあとに、なんとなく住宅不動産系の部門に配属され、結果としてそのまま社会人としてのキャリアを積むことになりました。もっとも、そうした中で、私なりの経験で、一般の人が意識しない住宅や土地にかかる問題を知ることができました。

 

ところで、昨今は「防災・減災」は不動産を考える際のキーワードの一つになりつつあるように思いますし、現実に様々な「専門家」が防災や減災についての著作を書き、講演をしています。そして、多くの場合はそれらは参考となる内容なのですが、防災や減災でも様々な切り口があること、そして多くの切り口を総合的に解説できる人は多くない・・・そんなことを思っています。

 

私の親しい専門家の中には、自分の限界をよくわかっていて、つながりのある専門家と役割分担をしている人もいますが、一方で「先生」になってしまうと、それが出来なくなっている人もいるように思います。

 

防災・減災は多くの人の命にかかわる問題ですから、いろいろな知見を集約して、ワンストップで対応できるような場も必要なように思います。