蓮舫氏の辞任に伴って行われる民進党の代表選挙ですが、今のところ枝野氏、前原氏の2名が立候補するようですが、既にネットのなかにはこの2人に関するネトウヨの中傷が無数に書き込まれています。

 

 前原氏は松下政経塾で日本会議で、自民党の右翼勢力と殆ど変わらない考え方を持っている人です。この人の思い通りになれば、民進党は維新のような政党になるのではないかと思えますが、ネットのなかでは在日韓国人だ、帰化人だといった非難が大量に付けられています。

 

 子どものころから知っていた在日韓国人から、1回5万円、5回で25万円の献金を受けているから韓国人だと言い、外国籍の人は選挙に立候補できないと指摘されると帰化韓国人だと言い出します。

 

 前原氏は外務大臣も務めており、集める政治資金は巨額になりますから、1回5万円といえば僅かなものですが、韓国人から献金を受けていれば韓国人であり、韓国の利益のために政治活動をしているとされてしまいます。日本人からの多額の献金はすべて無視です。

 

 前原氏の本質とは真逆に近い、反日活動家のような印象をネトウヨたちは、総額でも25万円にしかならない個人の献金を根拠に作り上げてしまっています。民進党のサポーター党員は在日でもなれる、だから民進党は在日の支配下にあるといった論法をネトウヨは頻繁に使いますが、ごく少数でも支持者や協力者のなかに韓国朝鮮人がいたら、その組織やその人は在日の支配下にあるとしてしまって存在そのものを反日と認定するやり口です。

 

 枝野氏に対しては、革マル派から800万円の政治献金を受け取っているから過激派だ、といった中傷が大量に書き込まれています。この献金はJR総連からのものであり革マル派からのものではありません。革マル派のような革命を目指すトロツキスト政党が民進党のようなブルジョワ政党の議員に献金することは、組織の建前からしてもあり得ません。労組からの献金であれば合法的なものでありなんの問題もないのに、JR総連は革マル派の支配下にあるという自分たちが作った嘘を材料として、革マル派からの献金があったと言い立てるのがネトウヨのやり口です。

 

 かつて動労といっていたころには、動労は革マル系が強くて、三里塚闘争に関連して中核派系になった千葉県の組織が分離して千葉労働になったなどと言われていましたが、そのころの人たちの殆どが定年退職しており、今のJR総連は、同盟系御用組合であった鉄労の系譜なのでかつの動労のなかの革マル系の影響力がどれほどあるかという話になります。

 

 JR総連は73000人の組織です、現在革マル派は4300人とされており、革マル派のメンバーが全員JR総連に組合員だったとしても鉄労系を排除して主導権を握ることは不可能です、JR総連の中の小グループとして残っているのがせいぜいでしょう。ところがネトウヨの論理では、小人数でも革マル系の人たちがいればその支配下になってしまいます。前原氏の支持者に韓国人が少数でもいたら、前原氏が韓国のために政治活動をやっているのと同じ理屈です。

 

 前原氏が代表になれば、韓国人の支配下にあると言われ、枝野氏が代表になれば革マルの支配下にあると言われるに違いありません。

 

 こうなってくると民進党は代表選をやる前にネトウヨにお伺いを立てて、誰が代表になればネット内での理不尽な非難をされないで済みますかと聞いて、ネトウヨがこの人であれば野党第一党の党首と認めてあげますと言った人間を代表にしなければらないことになってしまいます。馬鹿な話ですが、これが日本の政治の現実なのです。

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