憲法書き方マニュアル講義(実践編) | 予備校派のための司法試験・予備試験塾 KLOライセンス

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司法試験や予備試験の情報配信のためのブログです。
本ブログは元々個人が運営しておりましたが、今後、事務的な質問に関しましてはKLOスタッフが回答させていただく場合がございます。

大変お待たせしておりました、憲法書き方マニュアル講義実践編となります。

1 講義内容
 第1部 マニュアルレジュメ解説 3時間程度
 第2部 新司法試過去問験解説2問 2時間程度
 第3部 旧司法試験過去問と予備試験解説(計7問) 3時間程度

 合計8時間程度

 

 ※第2部では、論文過去問パーフェクトぶんせき本(辰巳法律研究所)を使用します。

 

  第2部受講の際には、平成20年度と26年度版の上記書籍を各自ご用意ください。

  (なお、基礎編では平成23年度過去問を検討しております。)

  第2部抜きでも十分勉強になるかとは思いますが、再現答案を使用した講義になりますので是非お聴きください。

 

  また、適宜、判例百選を使用しておりますのでこちらも各自ご用意ください。

 

  旧司法試験の過去問は、新司法試験、予備試験の形式に合わせて、主張反論私見を問う形式に改   

  題しております。

 

  憲法書き方マニュアル講義(基礎編) の説明はこちらになります。

 

2 講師より(担当:井上裕貴弁護士)
本講義は内藤講師の憲法答案マニュアル(基礎編)の実践版です。内藤講師の憲法答案マニュアルは3時間しかなかったものですが、本講義は人権各論のマニュアルにも触れるという形で8時間の講義となっています。

講義内容としては、

①最初に内藤講師と私で作成したマニュアル解説を3時間

②次にマニュアルに則り、新司法試験平成20年の問題解説を1時間、新司法試験平成26年の問題解説を1時間

③最後に旧司法試験及び予備試験を主張反論型に改題し7問取り上げ3時間

となっています。

旧司法試験及び予備試験を主張反論型に改題した問題7問の答案例は全て私が責任をもって作成したもので、適宜講義内で使用します。

また、講義の中ではぶんせき本(平成20年)、ぶんせき本(平成26年)及び判例百選Ⅰ[第6版]を使用します。

ところで、私は一体誰なのだという点についてなのですが、実は私は内藤講師の教え子で、また旧司法試験マスターゼミの憲法を内藤講師に任され、担当していた者です。内藤講師曰くその講義の評判が非常に良かったようです。内藤講師もこの評判なら本講義を任せられると考え、私に本講義をやってみないかと打診をしたようです。

私自身、内藤講師の憲法答案書き方マニュアルを受験時代に聞き、憲法の勉強をしていました。内藤講師の憲法マニュアルの甲斐あって司法試験には一回目で合格することができました。そのような私が、憲法答案の書き方マニュアルをアップデートした講義を担当することになるとは受験時代などは全く考えていなかったので、打診を受けたときは非常に驚きましたが、非常に光栄なお話なので、打診を受けた後すぐにやらせてくださいと快諾しました。

私の受験時代も憲法は勉強しても、なかなかそれが点数に結びつかない科目と言われていました。今もそうだと思います。しかし、答案を分析すると点数をとるための書き方が見えてきます。

私は高度な学説を講義で話すことはほぼありません(一部判例の理解のための学説などには触れることがあります。)。それは何故かというと、学説を理解していなくとも司法試験には合格できるからです。正攻法の(出題趣旨や採点実感に完璧に応える)答案の書き方や勉強方法を用いて憲法でいい点数をとろうと思ったら、勉強量は本当にたくさん必要です。そしてそのような答案は、その年に数通しかありません。これまで再現答案を何百通も分析した結果、そのように断言できます。なので、正攻法の(出題趣旨や採点実感に完璧に応える)答案を書かなくとも、いい点数(1000番前後)はとることができると断言できます。それでは、どのような書き方をすればそのような点数が取れるのか、という憲法答案の書き方を本講義では分かりやすく解説します。

レジュメ自体は本試験休憩中に10分程度で目を通せるようなものです。レジュメ後半は講義で書き込みができるように少し余白を多めにとってありまずが、ぞれでも全12頁です。

前半部分は内藤講師が作成したマニュアルで、「井上君の方が憲法に詳しいから、変えたい部分は変えても良い」と言われていたのですが、今の私が見ても本当に答案作成の要点がよくまとめられており、結局内藤講師作成部分は、ほとんど変更しませんでした。

私自身は、憲法が好きだったこともあり、趣味の部分も含め、同期合格者の中では、1番といっていいほど憲法を勉強し細かい知識やアカデミックな議論も知っているという自負があります。

しかし、本講座では、無駄にアカデミックな議論をしたりはせず、あくまで司法試験や予備試験に必要なレベルのことしかお話しませんし、年明けから内藤講師と講義内容について練ってきたものですので、その点はご安心ください。

内藤講師の基礎編の流れを踏襲し、マニアックな知識や難解な考察を必要とせず「シンプル」な思考で皆さんが合格答案を作成することの手助けができれば幸いです。

また、私は、大学生の頃に、内藤講師がボランティアで行っていた司法試験ゼミを受講させていただいておりました。そのため、内藤講師の方法論や指導方針も熟知しておりますので、内藤講師の受講生の方にも、違和感なくお聴きいただけるかと思います(旧司法試験ゼミ生の声より。)


3 配信方式

音声(mp3)ダウンロード

 

4 受講料

 

基礎編(旧憲法マニュアル)のみ:4,000円(お申込みフォーム15番)

実践編のみ:7,800円

基礎編・実践編セット受講:9,800円(お申し込みフォーム40番)

実践編(基礎編受講者割引価格):6,800円

実践編(2014~2016ゼミ受講生割引価格:4,800円

 

4 お申し込み

 

 こちらのお申し込みフォーム からお願い致します。

 

 その他の主な実施講座についてはこちらをご参照ください。

 

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 リリース前にモニターとして受講された方や、基礎編を受講して合格された方の感想等を紹介させていただきます(以前に、合格者の方からいただいたものもありますので後日追加する可能性があります。)。なお、「基礎編」とは、2年前よりリリースしている憲法書き方マニュアル講義をさします。200字程度でおお願いしたのですが、みなさん時間のない中、たくさん書いてくれましたので、そのまま掲載します。

①Nさん(基礎編、実践編受講済)

司法試験の憲法答案はどう書けばよいのか?

本試験の出題趣旨や採点実感を読むと、試験委員の先生方の嘆きは伝わってくるものの「では、具体的にどう書けば良いか?」は中々分からないのが現状でした。

最近では、憲法答案の書き方を解説した書籍も少しずつ出版されるようになってきましたが、学術的に高度な知識が要求されたり、膨大な判例知識を既に持っていたりすることが前提となるものが多く、多くの科目を学習する受験生にとって修得するのは困難でした。

そんな中、本講義は、高度な学術的知識は捨象して「司法試験に合格する」という点に特化し、最小限の時間で最大限の効果を発揮する憲法の思考体系を明らかにするものです。

「マニュアル」というと、傾向が変わると通用しない、融通の利かないもののように思われるかもしれませんが、本講義で示される考え方は憲法の問題を解く際の思考の枠組みを示すもので、一般に流布する「マニュアル」とは一線を画します。また、その内容も採点実感や多くの上位合格者の再現答案からエッセンスを抽出したものなので、正確性も担保されていると言えます。

まず、講義の冒頭部分では「憲法マニュアル講座基礎編」を前提にして、前述の思考枠組みの解説がなされます。基礎編の内容を前提とした解説ですが、レジュメに詳細な記載があるので、それを読めば思考の枠組みが理解できると思います(より詳しく知りたい方や、憲法の答案が不安定な方は、基礎編の受講がお勧めです)。

そして、本講義の特徴は、基礎編の内容から更に一歩進めて、各人権について具体的な書き方のポイントが示されている点です。講師の井上先生は、一般の受験生が読む書籍のほとんどを読んでいて、その中から重要なポイントだけを絞って講義に反映させて下さっているので、受講生は多くの書籍を読まずしてそのポイントを知ることが出来ます。

さらに、旧司法試験、予備試験の問題を現行司法試験の主張反論型に改題した問題を7問、現行の司法試験の問題2問を使用して解き方が解説される(全ての問題に答案がついています)ので、実際にどう書くかがよく分かるものになっていました。

これだけの内容が、8時間という短時間でコンパクトに講義されるので、時間のない直前期の受験生でも聴くことができると思いました。
さらに、基礎編3時間を合わせても11時間で、直前期にも1.5倍速や2倍速で聞けば1日で余裕でこなせます。時間や価格面を考慮したコストパフォーマンスでこれほど優れた講座はあまりないと思います。

 

②Kさん(基礎編、実践編受講済)

 

平成28年度に受験する者です。直前期の4月に受講させていただきました。
内藤先生担当のマニュアル講義で、憲法答案の基本的な書き方についてはしっかり身に付けることができましたが、今回の井上先生の講義は実際の過去問と答案例を使って、点のつきやすいあてはめ方や発想法が具体的に解説されており、たくさんのヒントがありました。マニュアル講義の「実践版」というタイトル通りの内容で、直前期からでもすぐに参考にできる点が多く満足です。

個人的な感想として、文字通りの「実践版」なので、以前の内藤マニュアル講義なりで、書き方の型がいちおうわかっている人があてはめでもうちょっと点数を伸ばすための講座だなと感じました。
そもそも書き方ができていない人がこの講座だけを受けるという使い方をするとあまり効果がないように思います。
モニターとして率直な意見を言わせていただくと、「実践版」というタイトルがあるので名前に偽りはないのですが、ぜんぜん書けない能力なのに誤解してこの講座のみを単品で申し込む人がいたら思うような効果が得られない場合もありうるので、自身のない方はまずは基礎編の受講をお勧めします。

 

③Fさん(基礎編、実践編受講済)

 

私は、問題となる条文・論点は分かっていても、憲法の論文の「書き方」が分からないというのが悩みでした。本講座では、憲法の「書き方」がマニュアル化されており、主要な人権の問題について、使うべき規範の指摘もなされています。
マニュアル(基礎編のもの)も決して複雑なものではないので、すぐに実践できました。ただ、マニュアルを見ただけではシステマチックな答案になる可能性もあるので、内藤先生の基礎編をまずは聞くのが良いと思います。基礎編だけで合格には十分な書き方を身につけられると思います。
その上で、実践編では、井上先生の参考答案やその解説もあるので、具体的にどのように書けばよいのか、どうすれば点が付くのかが、より分かりやすくなっていると思います。

憲法の「書き方」についての的確な書籍や講座がない中、憲法の「書き方」について悩んでいる受験生は多いと思います。私もそうでした。
本講座では、憲法の「書き方」がマニュアル化されており(この点は、やはり基礎編を聞くとより効果的です)、主要な人権の問題について、使うべき規範の指摘もなされています。マニュアルも複雑ではなく、すぐに実践できるものです。
実際の司法試験問題を使った実戦的な「書き方」の解説もあり、自信をもって憲法の論文が書けるようになりました。
とにかく、少ない時間でかつ即効性のある論文憲法の講座だと思います。

 

④Aさん(実践編のみ受講済)

 

 8時間という短い時間の中で、司法試験で求められている憲法答案の書き方が非常にコンパクトに凝縮されていました。講義の冒頭で解説されるマニュアルの使用方法を、新司法試験・旧司法試験・予備試験の過去問の検討を通じて学ぶことが出来る点が良かったです。また、全問に付属している講師作成答案を参考にすることで、マニュアルの答案への生かし方も実践的な形で学ぶことができ、直前期にも十分受講価値がある講義でした。憲法の勉強からしばらく離れていましたがこれで自信を持って本試験に臨めそうです。

 

2 合格者の声(基礎編のみ受講)

 

①Wさん(基礎編受講、H26合格者)

憲法では、判例の深い理解や、深い分析が必要などと言われ、私も正直憲法に勉強時間を多く使っていましたが、3年目(2回目)までの受験では、公法系で合格点は取れませんでした。

憲法で難しいことを勉強しすぎている人は、超上位(天才肌)か不合格に分かれていると思います。

ただ、本講座で上位再現答案を見るとわかりますが、超上位者でも特別難しいことなど書いていない人が多いです。

私は、合格した年の直前期にこの講座に出会ったのですが、それまでの勉強が馬鹿みたいに感じるほど、頭の中で複雑に絡まっていた憲法の考え方を、スッキリと解きほぐしてもらえました。

長い時間を使って、深い解説や難しい講義をされる講座はたくさんあると思います。

しかし、これほど短時間(3時間程度)でシンプルにかつ、合格者答案に共通するエッセンスのみを抽出し、試験委員に批判されるような知識の貼り付けとは見られない答案の作成方法を伝授している講座は他にないと思います。私は、受講料の値上げを先生に進言したほどです笑

たった4~5頁のレジュメですので本試験直前にも見直せます、受験生の陥りがちな評価されない書き方と評価される書き方の説明が具体的になされ、いい答案のイメージがつくと思います。

正直、司法試験に合格するという観点からは、著者の方への失礼を承知で言わせていただくと、有名な書籍である「~~作法」よりもこの3時間の講座の方が有益だと思います。

合格者再現答案(120点以上)の共通項をくくりだしているので当然といえば当然かもしれません。

「マニュアル」というと、試験委員に批判される型にはまった書き方を教わるのではないか?と感じる方もいるかもしれませんが、むしろ逆です。一定の型は守りながらも、システマティックな論述や暗記に頼った答案ではなく事案に即した答案を書くことを教えてくれる講座です。

私の進言に反して値上げはされていないようですので、騙されたと思って聴いてみてください笑

ちなみに、私の時は、薬事法判決を読んでおくようにと、予想もズバリだったのですが、今年は予想されないのでしょうか笑 それと、配点が4:1:5であるというのも昨年明示されましたが、先生の2年前のレジュメにしっかり書いてありましたので、反論は軽くポイントを示して済みました。

まだまだ、言いたいことはあり、論証講座等の他講座もお勧めしたいのですが、憲法の講座についてということなので、このくらいにしておきたいと思います。

いずれにせよ、受験生の皆さんは正しい方向で勉強すれば必ず合格できますので頑張ってください。

 

②Nさん(H26合格者)

 

憲法答案の書き方については、いくつかの「型」があります。
たとえば、保護範囲についての書き方、違憲審査基準の定立までの流れ、処分違憲の規範など。
どれについても「求められる書き方」というものが存在し、「型」を守っていれば、
そう簡単に、(科目別で)40点前後の答案を書くことは、なくなります。
しかし、この「型」をしっかりと守れている答案は、極めて少ないです。
このことは、司法試験に合格し、受験生の答案を添削してみると、より実感します。
(正直なところ、まともに「型」を守れている答案は、せいぜい3~5割程度です)。
ややオーバーに言えば、「型」を守れているかどうかで合否が決まってしまうといっても、決して言い過ぎではありません。
この講義は、数時間の労力で憲法答案の「型」を身に着け、安定して50点以上をとるための講座です。
勿論、あてはめの充実度などによって60点、70点がとれるかは、各人によって変わってきますが、
「誰でも」「数時間で」「確実に」50点をとるための講座であり、その点において大きな価値があると思います。また、予め答案作成に際し、考慮すべきことや問題文の着目点を準備しておけるので、構成時間が短くなり、あてはめに使える時間が増えるというメリットもあります。

私の場合、マニュアル講義を聞いたのは受験直前の5月でしたが、正直そこまで即効性があったのは驚きで、「魔法のような講義」と友人達にも勧めました。実際に、行政法が特に良い手ごたえであったわけでもないのに「不合格であった前年よりも公法系の特点が40点ほどアップしたのにはこの講座の影響が少なくないと思います。

再現答案を内藤先生に見ていただいた際にも、憲法は60~70点くらいではないかとの評価を受けました。是非、この講義を活用して効率的に学習し、合格につなげてください。