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第185話 一抹の空しさ

<前回のつづき>



数年前・・・・・・6年目に箱根に訪れたときに

己の小ささを知った。



大自然・・・神山、霊山と言われている聖域に訪れた後に

いつも病気のように現在の自分について考え初めてしまうのだ。



それなりに自分の方向性に納得しているときは

なんとも言えない充実感が伴うものの、頑張ってはいても

潜在意識が方向性のズレを感じているのか、望む方向に進んでいない

時は一抹の空しさを覚えるときがある。



・・・・・・・・・




ホームレスからの逆転

どん底からの成功法則/堀之内 九一郎
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野良犬の成功法則/堀之内 九一郎
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マネーの虎でみかけたことのあるこの社長が

実はホームレス上がりだったことに驚いた。




事業を立ち上げて、つぶして、その繰り返しで

親が残した財産を全て食いつぶし挙句、ホームレスに

成り下がった氏。




債権者から逃れる為に、浜松にたどりつき、ゴミ拾いから

生計を立てて「生活創庫」を立ち上げた。



まさにドン底からの大逆転である。



氏は足を棒にして歩き回る営業方法を否定する。



顧客がどうしても買いたいと思わせる営業方法を

構築して、数百分の一の労力で実現させる。



それは楽をする為の法則ではなく、考えに考え抜いた

叡智の結晶である。



社員にコスト意識を持たせる為に、一時間たつたびに千円札を

一枚づつ渡したり、相違工夫をして試行錯誤を繰り返す。




マネーの虎時代には、投資した人間が後、失敗して貸し倒れに

なったことはないという。




「投資するかしないかは事業が確かなものかどうかもあるが、その人間を

好きになれるかどうかで最終的に決める」と説明するが、一度も

失敗はしていない。




己の甘さを思い知らさせる一冊。






夢は必ず実現する

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~/渡邉 美樹



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この本との出合いがオレの人生観を


180度変えることになった。











もともと、雑誌やコラムで渡邉氏が


ノートについて語っているコーナーがあり


よく見かけてはいた。











氏の経営する「和民」は東京に出張に行った


際に、西荻窪の駅前でみかけたことがあった。











札幌に進出していたモンテローザの「魚民」


に似ているなぁと思っていたが、この赤と白の


看板は「和民」が最初に作ったもので、モンテローザを


相手取り、裁判を起こしていたような記憶がある。











氏の死生観を決定つけた、愛する母親の死。








裕福な暮らしからの転落、将来は絶対に社長になる!


と未来を見据えた少年時代。











社長になると決めてはいたが、何をやりたいのかが


わからずに大学時代に世界放浪の旅に出かけた。











世界の各地で嫌な人種差別にも遭い、人間に


対して絶望していたという。











とある国のダイニングバーのようなところで、異国人


たちが国籍、人種を問わず皆一体になって食事や


演奏を楽しんでいた。











このシーンを見て、衣食は人種の壁を越えて感動を


共有することが出来ることがわかり、さっそく外食の


世界に飛び込むことを決めた氏。











資本金つくりに、佐川急便で働いたが、大卒の人間は


氏が始めてで、理不尽な苛めにも遭い嫌な思いをしたが


毎日の睡眠が1時間半というハードスケジュールの中、


資本金300万円を貯めて、起業。








最初は売上不振のつぼ八を買取ることから業務がスタート


した。








現在は500店舗以上の直営店を持ち、全国各地に有機野菜栽培の


農場を持ち、NPO法人としてカンボジアに70校を越す学校を持つ


に至ったことは見事というしかない。











2020年には一兆円企業を目指しているこの会社。








一兆円・・・トヨタや韓国のサムスンに並ぶレベル。











氏は必ずこれを実現させると断言する。














それも全て、一冊のノートに具体的な夢を書き込み、


実現のプロセスを明確にすることによって可能になる。











デスノートならぬ「天国のノート」が氏が提唱する








「夢ノート」である。




日本一メルセデスベンツを売る男

日本一メルセデス・ベンツを売る男―ザ・トップセールス 吉田満の販売術/前島 太一
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この本も大型書店「コーチャンフォー」で衝動買いしてしまった。




新聞の広告で見かけたのが最初で、実物をいつか読んで

みたいと思っていた。




ベンツを買うユーザーはベンツが価値ある商品なのは

よく理解している。




ベンツを購入するユーザーは吉田氏まかせで、後はほとんど

雑談で商談が決まる。




客のベンツを見せにいくときは、天候の効果をも狙い車体色を選ぶ。

雨上がりの夕日に映えるのはパールホワイトの車体。




しばらしい商品がいかにすばらしく見えるか、気配りに余念がない。



顧客の電話には何時にでも出る。

氏の携帯には朝9時から30件以上の電話が入る。

全て顧客からの電話である。



納車した車の色が違う、ハンドルが左右逆、そんな惨憺たる状態でも

絶対に逃げないで体当たりで物事を解決する。



氏の気配り、体当たりで問題を解決するその人間性と魅力により

氏からベンツを購入を希望するユーザーが絶えない。



そんな氏も入社当初は仕事もろくにせずに、サーフィンにいく

究極のダメ社員だったらしい。



一転、配置換えがあり、営業にまわされた。



スーツを持っておらず、麻のジャケットにジャラジャラとブレスレット。



営業マンとしてはあるまじき服装だったが、チャラチャラしているから

こそ誰にも負けられないという意識が働き、誰よりも働いた末に

トップセールスマンとなった。



さすがに後からスーツを着用するようにはなったが、それでも

ネクタイを締めない、ノーネクタイスタイルに無精ひげ。



若りし頃はフェラーリにのって営業に行っていたとか。



わざと生意気な外見でいき、対応は実に誠実。



このギャップを狙ったらしいのだ。



他の人にはお勧めできない営業スタイルだが、このスタイルを

確立して現在に至るらしい。



事故を起こした場合、警察よりも先に氏の携帯に顧客から

電話が入ることも。



あらためてサービスとは何かを考えさせられた一冊。



この本を読めば、衝動的にベンツディラーで働くたくなること

間違いなし?(笑)



よくもわるくも憧れからその職業に入ることも、仕事に

対する人生観を決定づけるきっかけになるのかも。






7年前はホームレス!!

グーグルを超える日 オーケイウェブの挑戦/兼元 謙任
¥1,365
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先日、フyァミリーマートで衝動買いをしてしまったのがこの本。




「7年前はホームレスだった」この言葉についに惹かれての購入。



土壇場の仲間に裏切りに遭い、どん底に落とされた。



暗い部屋に帰るとテーブルには妻がおいていった離婚届けが。



無理をかけた妻への罪滅ぼしの為、30万円の所得のうち、

1万円のみを手元に残して残りを全て送金。



一万円だけではまともに暮らすことも出来ず、外部コンセントつき

の公園に野宿する日々。ノートPCで商品となるデザインを

つくり続けていた。



クライアントの会社に出社する日は前日の食事を削り

なけなしのお金をはたいて風呂に入ってからいった。


不屈の根性で復活を果たし、作り上げたQ&Aシステム。



この検索ツールがいずれグーグルを超える!と氏は

声を高らかにする。



Okwebのシステムは各企業のFAQシステムを簡略化する

狙いがあり、FAQそのものを減らす効果をも狙っている。



ネットユーザー同士で、質問したいこと、疑問点を

打ち明けることが出来て、2ちゃんねるのようにとんちんかんな

質問をした瞬間、袋叩きに会うこともない。



誹謗中傷を重ねるユーザーへの警告、利用停止、その他

のアフターケアにより誰でも安心して利用出来るサイトに

作り上げている。



株主に楽天の三木谷氏、サイバーエージェントの藤田氏も。



「Q&Aソフトを通じて、世界平和に貢献する。」



大それた社是だが、WATAMI社長の渡邉氏に

先にやられてしまったとか(笑)




WATAMIの社是の中には地球環境とか社会貢献の思想が

ふんだんに盛り込まれている。




WATAMIも同様、拝金主義的な色はどこかに消えて

健全な企業が時代をリードするようになることを

願ってやまない。




剣と禅

参禅入門/大森 曹玄
¥924
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大森曹玄氏の著作は20代前半に色々と読んだ。

「碧眼録や、剣と禅」




「剣と禅」はアフリエイト検索では出てこなかった。





この剣と禅の中で、歴代の剣豪の中でも

境界が高い人間は誰かが、具体例を出して

描かれている。





相手を倒す、倒さないは「禽獣の武術」




上泉伊勢守秀綱は無住心剣術創始者の針谷夕雲さえをも

レベルの低い剣技と言った。




相手を倒す、倒さないではない更にその上にある境界を

「丸橋(まろばし)」と言った。




本当にレベルが伯仲した、剣技の達人同士が戦うと

相手を傷つけることもなく、自然と交差してしまうらしい。




それを「まろばし」と呼んだ。



著作の中では力任せに行う武術を「邪道」と呼び、

力に依存しない、理合の武術家の元に入門した



かつての邪道の修行者に対して、師は




「あなたはこれまで邪道の修行をしていた為、穢れを

落とす必要がある」といわれ、数日間の斎戒沐浴

を科したことがあった。




巷に広まる武芸はみな「邪道」の産物。




K-1やPRIDEにしても、その観点からみれば

全て「邪道」ということになる。




理合の武術は中々表には出てこない。




ここでもやはり達人は「保護されている」のだろうか。


心頭滅却すれば火もまた涼し

千円札は拾うな。/安田 佳生
¥1,260
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このタイトルをみて、すぐ手に取り、

序章を読んで速攻で購入。





企業はブランド力が必要といい

自社ビルの地下に「ビリヤード場やバーを作る」



そこにマスコミが取材にくれば、それだけで

宣伝効果は計り知れず、100万円のビリヤード台を

購入してもお釣がくる。



仕事をなんでも後輩に譲ってしまうと、自分の仕事が

なくなるのではないか、誰しもそんな懸念を抱くものだが

安田氏はそれは逆で、自分の仕事をどんどんなくしていけば

よりレベルの高い仕事を得ることが出来るという。



考えてみれば、部下を教育育成して、自分の仕事を

どんどんまわす有能な人間が「仕事を失うわけ」はないの

かもしれない。



仕事を失うのであれば、単純にレベルの低い基本的な

仕事だけを部下に引き継いだだけで、それ相応の

生産性のある仕事は今日までしてこなかっただけなの

かもしれない。



効率主義を標榜する著者は仕事は全て午前中に終わらせて

しまうのだと言う。



午前中に全て終わらせるのならば、やり方そのものを

変えていくしかない。



仕事はそのようにこなしていくもの・・・。




未熟な人間は勘違いしそうだが、24時間フルタイムで

働けるような気合とど根性がある人間が、創意工夫をした

上で「午前中で終わらせている」と考えた方がいいのかも。



氏は午前中に終わらせて、会社を後にするらしいが、

実際は24時間臨戦態勢でいるのだろう。



ただ、それが会社にいるか、いないかの違いなだけ。



スローライフやロハスがまことしやかに提唱されて

いるが、皆がみな、それに染まってしまえば

日本という国はなくなってしまう。



無理をしない生き方ではなく、仕事をいかに

楽しくこなすのか、その部分を研究した方がいいの

かもしれない。



スローライフだ、ロハスだなんてやってる国の

国力はいかがなものか。




島国、資源がない四方敵だらけの日本国民が

労働に疑問をはさめば、とたんに国力が低下するに違いない。




ロハス、スローライフ等、眼中にないハードワーカーが

この日本を支えているに違いない。




燃え盛る火に焼かれながら僧侶が発した言葉。




「心頭滅却すれば、火もまた涼し」




「切り結ぶ太刀の元こそ地獄なれ 踏み込み勇めば後は極楽。」



柳生石舟斎の歌。










台湾は日本人が作った

台湾は日本人がつくった―大和魂への「恩」中華思想への「怨」/黄 文雄
¥1,575
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20代の頃に読んだ書籍。




この本を一冊読めば、日本支配下にあった

台湾の真実が全て掌握出来るといっても過言ではない。



高砂族と言われた、台湾の首狩り族を死闘の末、降伏させた

日本軍。これまでは高砂族と言われる部族は記憶が正しければ

8か、10部族程に分けられて、それぞれ言語が違うことも

あり諍いが絶えなかった。

高砂族の共通言語として、日本語が導入され、それぞれの部族が

つながり、やがて日本帝国軍人として「高砂義勇隊」が形成された。



この高砂族の戦闘力は日本軍人を大幅に凌駕しており、

日本軍との死闘においては日本軍側に相当のダメージを追わせる

程の屈強な部族で、日本人以上に、忠誠心を見せて、お国の為に

散っていった。



村によっては日本人を神のように崇めているところもあり、贈賄を

疑われた日本人の警官が悲観して自殺、その死を惜しんで原住民達が

自殺した警官を祭る神社を作った。



細菌が蔓延していた、化外の地を誰もが安全に住める場所へと

改善すべく、細菌の撲滅、ダムや鉄道のインフラ整備に命をかけた数々の日本人の話。



今も台湾人と日本人の戦友のネットワークがあり、友情を暖めあっていると言う。



同じように占領されていた朝鮮大陸とは偉い違いである。



黄文雄氏の著作のほとんどを大量に購入して

むさぼるように読んだ、あの頃が懐かしく思える。






武士道解題 李登輝

「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは/李 登輝
¥1,785
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これは2年前に読んだ記憶がある。




日本人に誇りと取り戻して欲しい、そんな思いを込めて李登輝元台湾総督が

書き上げたのがこの「武士道解題」





21歳まで日本人として育った李登輝ではあるが、外国人に

武士道を読み解かれて、激励される日本人はなんとも情けない

ものである。




現在進行形で武士道を体言している政治家は外国人である李登輝

だけではないだろうか。




新渡戸稲造の「武士道」を元に、李登輝による解説が続く。




新渡戸稲造の書籍では過去に「自警録」を読んだことがあるが

武士道解題ともに原典が手元にない為、詳しい説明は

避ける、というより何も思い浮かばない(笑)




自警録―心のもちかた/新渡戸 稲造

¥1,155
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李登輝学校の教え

李登輝学校の教え/李 登輝
¥500
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これは・・いつ読んだか覚えていないが

ここ数年の間に出版された本だと思う。




21歳までは日本人として育った李登輝元台湾総督。




日本の敗戦により、蒋介石率いる国民党軍が乱入。





今までは鍵をかけなくても寝ることが出来るぐらい

安全だった都市は住居に鉄格子をつけなくてはならない

ぐらいに悪化した。





台湾語(ビンナン語)を奪われ、日本語を奪われて

シナ語を押し付けられて、考える作業に支障をきたし、

言語も学問も落ち着くまでに相当の期間、時間を要することになった。





占領されてはいたが、日本がいかに台湾の為に尽くしてきたか。




日本軍がどれだけアジアの民衆に希望を与えたのか





李登輝の幼年期を振り返りながら、当時の台湾を

語っていた。




李登輝が台湾総督に就任した際に、反対勢力で

ある国民党の軍人が「15年は軍隊を動かさせない」と公言して

はばからなかったが、問題の軍人の社会的地位をあげることに

より、軍隊を動かす力を奪うなど、小賢しい悪党を凌駕する方法で

乗り切ってきた。





台湾は50年間もの間、日本に支配され、朝鮮大陸は36年もの間

支配された。




一方は反日に傾き、もう一方は親日に傾いた。




この差は一体なんなのか・・と考えたことがあった。



朝鮮大陸は小中華思想に汚染された「事大主義」が原因で



台湾は「化外の地」として、中国大陸の国から一切干渉されて

いなかったことが要因か。




もしくは半世紀もの間、支配されていたことにより朝鮮大陸よりも

「日本化」に成功したのがその要因だろうか。




それ以外にも、「武士道改題」と他、数冊目を通した記憶がある。