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昔、自分はコミュニケーション能力を「人とうまく付き合う力」だと思っていた。
今は少し違う。
本当にコミュニケーション能力が高い人とは、自分の考えを押し通す人でも、相手に合わせる人でもない。
自分の軸を持ちながら、相手の価値観との接点を見つけられる人だと思う。
逆に、
「自分はこんなに気を遣っているのに」
「これだけやっているのに」
と口にする人ほど危ない。
それは配慮ではなく、自分が期待する反応まで相手に求めているからだ。
経営者も同じ。
「社員が分かってくれない」
「言ったのに動かない」
この言葉が出た時は、一度立ち止まった方がいい。
経営者の仕事は、伝えることではない。
伝わり、動き、結果につながるところまで設計すること。
社員には社員の価値観がある。
お客様にはお客様の判断基準がある。
取引先にも、それぞれの事情がある。
それを無視して「自分の考えが正しい」と押し通せば、人は動かない。
「伝えた」と「伝わった」は全く違う。
経営者にとってのコミュニケーション能力とは、
相手を自分に合わせる力ではない。
違う価値観の接点をつくり、
人が動ける状態をつくる力なのだと私は思う。。。





