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9月から食料品が一斉に値上がりした。
マスメディアでは、
「生活が苦しい」
「庶民のことをもっと政治は考えろ」
そんな声ばかりが並ぶ。
しかし、少し変ではないだろうか。
消費者になれば「値上げ反対」。
労働者になれば「給料を上げろ」。
でも、この二人は同じ人間である。
夫の給料は上げてほしい。
しかし、夫の会社の商品価格は上げないでほしい。
これでは会社は、どうやって継続的に賃金を上げればいいのか。
30年続いたデフレは、物価だけの問題ではなかった。
「値上げは悪」という考え方まで、私たちの頭の中に染みついてしまった。
もちろん、原価だけ上がって賃金が上がらなければ苦しい。
しかし、給料が上がる社会を本気で望むなら、価格が上がることも受け入れなければならない。
消費者としては値上げを嫌い、
労働者としては賃上げを求める。
この矛盾こそ、30年デフレが残した最大の後遺症なのかもしれないと私は思う。。。





