「ママ♪見て見て」
「何がぁ?」
そして
体温計を差し出し、自信満々でハニーは言った。
「39.8℃」
「なにぃ~!?」
そのまま、病院に直行
インフルエンザじゃありませんように
そんなに混んでないのに、なかなか名前が呼ばれない…
「だりぃ~な」
「ダルイな、だろ。っていうか病人らしくしてくれ」
「はぁ~あ。。。おせえなぁ」
「遅いな、だろ。オマエ具合悪くなるとヤンキーになるのやめてくれる?」
名前が呼ばれ、高熱のためインフルエンザの疑い…
鼻の中にエライ長い管入れられて痛かったらしく、
どんどんヤンキー化していくハニー
「痛ってぇなぁ。マジ泣くかと思ったし」
「ママ、それやったことないんよぉ」
「マジやってみ!涙出てくっから」
検査結果待ちで15分待たされ…
「大丈夫ですね、インフルエンザじゃありません。ただの風邪です」
「ああ、よかった」
「お薬出しときますから」
「ありがとうございました」
待合室に戻った頃にはハニーは小5の完全ヤンキーになっていた。
「…ったく、
どうせ あんなイテェもん鼻に入れんだったら
インフルエンザにしてくれってんだ」
「オメェはよ~!」
親子で口が悪いったらありゃしない