「数学で使う座標軸のプリントがない」

昨日の夜、あみが言いました。

以前、数学の授業で配られたプリントが、失くしたのか学校に置いてきた数学の教科書に挟んだままなのか、わからないと言います。

そのプリントを今日使うことを、交流級のクラスメイトがわざわざ南校舎から伝えに来てくれたのだそうです。

だから、プリントなしで交流級へは行けないとグズグズ。

「教科書に挟んであるかもしれないんだから取りあえずいって、なかったら(個人用の)ホワイトボードに『座標軸のプリントを失くしました。新しいものをください』って書いて先生に見せたら?」
と言ったのですが、
「無理じゃん!!」
まぁ、そうでしょうね。
「プリント失くす子なんて他にもいると思うよ。そういうとき、どうするかが大事なの」
あみはただ唸るばかり。
「じゃあどうするの?」
答えることができません。
「担任の先生に電話してあげようか?」
それはそれで、"なんでも親に頼る子"と思われそうで嫌な様子。矛盾しています。

昨夜はそのまま、寝てしまいました。

朝になって登校時間が近くなっても、下着姿で制服も着ないまま、自分の部屋のドアのところでゴロンとして、登校準備をする様子がありません。

あれこれ声をかけますが、反応がなかったり、怒ったり唸ったりで、会話になりません。

「休むにしても遅れるにしても、8時半までに電話をしないと担任の先生と直接話せないから」
と言うのですが、決められません。

「遅れてでも今から行くか、数学が終わってから4時間目から行くか、それとも休むのか自分の責任で決めないと」
三択にも答えられず。
「お母さんはどうすればいいの?電話しなかったら、学校から電話がかかってくるよ?」

結局、ハッキリとあみが決められなかったので、私の判断で休む連絡をしました。

「体調が悪いので今日は休む」と伝えたのですが、電話に出た教頭先生に、
「どんなふうにですか?」
と突っこまれて、焦りました。インフルエンザでないかどうかの確認だったのかもしれません。
「頭が痛いお腹が痛いと言っています」
しどろもどろで答えました。

学校に連絡して休むことが決定すると、途端に元気になったあみ。

まだ断っていない進研ゼミのタブレットで今日の授業でやるところと、数学の補助教材のワークを皆が終わっているところまでやるのを少しでも進めるという課題を与えて、私は出かけてきました。

今日は、過活動膀胱の薬をもらいに泌尿器科に来ています。とても混んでいてなかなか呼ばれません。

昨日は精神科のクリニックの受診日で、
「あみが毎日普通に登校するようになって、通院時間と登校時間の兼ね合いを考えなくてもいいって、なんて気楽なの!」
と思ったばかりなのに、皮肉です。

普通級で授業を受ける時間が増えると、こういったことが増える気がします。そしてそれはいつ起こるか、私には予測することも予防することもできません。

つまり、あみがいつ地雷を踏むかわからないわけで、そのとばっちりをいつ受けるのかわからないわけです。

しかたないことだとは思うのですが、かなりウンザリした気持ちです。

いつか、失敗しても、自分で善後策を考えて対処できる日が来ることを祈るばかりです。