もうすぐ一学期が終わりという頃に途中まで書いた記事です。
その土日は珍しく家でダラダラ過ごし、海の日の午後から、夏休みの最初の日にMちゃんと2人だけで遊びに行くための下見に、少し遠いイオンに行くことに決めていました。二人で行く目的地をそこにしたのは、公共交通機関で行けて映画館もあるからです。
遅く起きてのんびり過ごしてお昼を過ぎた頃、私は出かける準備を終え、リビングであみと夫が支度を終えるのを待っていました。
(出かけたいのはあみと夫です)
あみはリビングには来たのですが、ずいぶん静かにしていて、準備をしている様子はありません。私は「まだ出かけないのかな」とぼんやり思いながら、あみに背を向けた状態で、まだ提出していなかった個別の教育支援計画の下書きをしていました。
しばらくして、寝室にいた夫がリビングに来てあみのところへ行き、
「何やってるの?スライムやってるの?まだ行かないの?」
と声をかけました。
すると、あみは、キーッと叫んで何かを喚きながら泣き出します。
ギャーギャー言うので、何を言っているのかわかりません。また夫が不用意な声掛けをしたのかとうんざりしながら、二人の近くまで行きました。
近くに行って、直接聞くと、
「だって、怒られるもんーーー!もうやっちゃ駄目って言われるもんーー!」
と何度も何度も言っています。
そして、ソファの脇に座り込んでゴソゴソフローリングの床を擦っているようです。
あーあ。
いつ作ったかわからないスライムがこぼれて、カピカピに乾いてフローリングにこびりついています。(ーー;)
(カピカピになるほどの間、掃除機をかけていないという……)
これについては初犯です。フローリングを元に戻すのは難しそうですが、
「ごめんなさい。これから気をつけます」
と言えば、
「本当に気をつけてね」
で済ませるところです。
あみは「謝る」ということができません。謝らなくてはいけないところだとはわかっているけど、謝るのは嫌というか無理というか難しいところで、という葛藤があったのではないかと想像しています。
そこをどう治めたらいいのか、
こちらから簡単に「これから気をつけるなら」と言ってなだめて終わりにしていい案件とは思えません。
夫はオロオロしながら、
「こんなの、ちょちょっとすれば取れるから大丈夫。取ればいいじゃん」
と何度も言うばかり。いや、取れない(実際に取る方法は未だに思いつけない)し、取れればいいってものではないし、そんなに切れ目なく話しかけ続けるのもどうかと思うし、でもどうしていいかわからないしで、一人で途方に暮れてしまいました。
その後、私は自分がそのときあみにどういう声掛けをしたのか、何故か思い出せません。長い長い時間がたったのは覚えていますが、どう収拾をつけたのか、まったく記憶にないのです。
「スライムはテーブル以外のところでは作らないこと触らないこと、テーブルの上でもこれまで通り下にシートを敷くこと、今まで以上に気をつけること」を約束したことだけは確かなのですが……
本当は、どういう形でもいいので、あみに謝罪の意志を表明してほしかったですし、そうしなくてはならないことをなんとかして伝える必要があったのですが、できませんでした。
あみは、いつでも自分の非を認めることができません。どんな小さなミスでも間違いでも、「自分は悪くない」と思いたがり(うまく説明できないのですが、言い張るというのとは全然違って、自分で自分に「自分は悪くない」と言い聞かせている感じです)いろいろ面倒くさいです。(夫もそうなので、更に面倒です)
だからこそ、今回は明らかに自分が悪くて、謝らなくてはいけないことがわかりきっているから、パニクった、そういうことなのだろうとは思います。
でも、いつかは、というかできる限り早く、謝ることはできるようにならないと困ります。本当に困ります。
せめて、今回のように疑いようもなく自分が悪いときくらいは、謝れるようになってほしいです。
ただ、そのためにどうしたらいいのか、さっぱりわかりません。
目覚ましい進化を続けているあみですが、この点については・・・
勉強より何よりココなんですけどね。
難しいです。