帰らざる河
北の「刈り上げ」は21世紀最悪の独裁者、まさに人類の敵…その存在の〝恐怖〟を欧州も再認識すべきやろ<
引用記事全文
http://www.sankei.com/column/news/170928/clm1709280004-n1.html
米朝軍事衝突の危機…生存の自意識に目覚めよ、日本 拓殖大学学事顧問・渡辺利夫
”米朝が軍事衝突を起こせば、極東アジアの地政学的秩序がいかなる形で覆るか。日本の生存は一体可能なのか。それでも「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と言い続けられるか。”
引用記事全文
http://www.sankei.com/politics/news/170928/plt1709280011-n4.html
かって、西部劇に「帰らざる河」があった。
北朝鮮問題が、きな臭い状況の中、"River of noreturn"をふと思い出したが、ストーリーではなく、タイトルから、あのエントロピーの法則がよぎったのだ。
熱力学の第2法則は、不可逆性である。<ins>形あるものは崩壊</ins>する、というあの恐ろしい法則である。
90℃と15℃の水は、混合すれば、自然に温度が下がり、15℃まで冷めてくる。
熱は高い方から低い方へ移行する。
逆のことは起こらない。15℃から90℃にするためには、何らかの熱エネルギー(電気或いはガス加熱)が必要になる。
自然に90℃になることはない。これが不可逆性である。永久機関、運動が成立しない理屈である。
「行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し」方丈記である。
満天に輝く満月は、やがて欠けて新月になり、真っ暗で見えなくなる。しかしこの月の輝きは、循環する。
太陽、月、地球が相関し、<ins>循環、再生</ins>する。自然、宇宙の法則は美しい。
世界は、北のロケットマンは、崩壊に向かうとみている。だが、アメリカ、トランプ大統領は
何処へ向かおうとしているのだろうか。
不可逆性を以って、核へ突っ走り、挑発を続ける北の明日の姿は、混迷、崩壊から戻ることはないのであろうか。
北朝鮮、この国は、核、麻薬、ニセ札、ニセたばこ、等々を、やくざまがいのビジネスとして、生業とする。イランへ核を持ち込んだのは北朝鮮である。
拉致、テロ、暗殺、粛清(1000人以上の反体制人物を処刑、公開銃殺にした)を日常茶飯事とする。
アメリカは、軍事衝突も有り得るという。中国、ロシアは対話による解決というが、裏には自国の国益が見え見えである。スイスは対話の仲介役を買って出るという。
韓国、日本への甚大なる被害無きよう、軍事衝突だけは避けたい。
『水は方円の器に随う」という。孔子『韓非子』
水も高い方から低い方へ流れる。自然の定めである。
水はしなやかで、強靭なる性質を持つ。米朝双方にとって、明日への生き残りをかけた方策を見出せないものだろうか。
この反人道国家(金王朝)が存続することは、国際社会が許さないであろう。北の善良なる国民のために、早急なお最善なる解決策は無いものだろうか。
参考図書 時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ
何故かジャズ されどジャズ アルヘイグ Invitation