自然体の極意
羽生棋聖、史上初の永世七冠
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http://www.sankei.com/main/topics/main-35166-t.html
「厳しさ乗り越え成長」 大納会に囲碁七冠の井山裕太さん
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http://www.sankei.com/life/news/171229/lif1712290023-n1.html
株この1年、アベノミクス継続に安心感、北朝鮮の挑発続くも 波乱消え、上昇気流に乗る
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http://www.sankei.com/economy/news/171229/ecn1712290014-n1.html
世界はきな臭い。イスラムテロ、北のミサイル、核開発等々にもかかわらず、世界的好景気の中、
バブル経済崩壊後、日本の株価は終値最高値、22,937円を更新した。25年ぶり、新記録だと言う。
こちらも新記録、将棋の羽生永世七冠、囲碁の井山雄太七冠は、前任未踏の大偉業を成し遂げた。恐るべき天才たちである。
勝負であるからには、勝たねば結果は出ないが、ただ強いだけでは勝てない。
勝負を制するためには、強い人間力、意思の力が必要なのであろう。
勝負の女神がほほ笑むのは、欲を乗り越えた自然体の人間力が必要であろう。
井山七冠は、勝負は孤独との付き合い、自分一人で道を切り開く、強靭な精神力が必要だという。
勝負には、いろいろな綾がある。一局の勝負の中に、流れとリズムがある。これらを俊敏にとらえないと、勝ち筋は見えてこない。
流れには、勝勢と劣勢のリズムがあり、劣勢な時でも、流れに乗って耐え抜く力が必要だ。
双方の力が拮抗していれば、相手をねじ伏せて勝ことはできない。ここが辛抱のしどころで、自分に負けぬよう耐えねばならない。
勝負の大勢は、ほとんど相手の自滅で決まるようだ。運を呼び込む、支配する人間力を身につけねばならない。
た
ここに自然体の極意があろうか。かっての剣聖、剣豪たちが、剣禅一致の精神で、生涯をかけて研鑽に努めたのが、自然体、無心の境地なのだ。
井山七冠は、勝負の決め手が見えない時、相手に手を渡す極意があるという。
ポーカーの神様、チャーリーディックスの法則に、選択しないという必勝法がある。相手にコールをかけさせ、自分は何も選択しないという必勝法である。全財産をかけるような乾坤一擲の大勝負では、先にコールする方が、震える、誤まる、ビビる確率が高いという。
こうした境地には、並みの人間はなれない。長い熾烈な戦いの末に、自然と身につくものなのだろう。
羽生永世七冠は、「井山裕太にしか打てない閃きと煌めきの一手がある」という。
人間の心は弱い。迷いと揺らぎの果てに、欲を乗り越えた、清冽で強靭な境地に到達するのであろう。
お二人には、勝利の女神がほほ笑む人間力がある。
相手の気合に呑み込まれぬ強靭さと、気合をかわす間合いを身に着けている。我々凡人が近寄れない磨き抜かれた精神力であろうか。
社会や宇宙には原理、原則がある。数式の=(イコール)で結ぶものは平衡、均衡、つまりバランス感覚なのだ。
数式の左右どちらかが偏向、欠落していれば、数式が成立しないのは自明の理だ。自然体はこの心のバランス感覚なのであろうか。
日々、生き抜くために、心の軸足と、身体の軸足をしっかりと身につけたいものだ。
前人未到の羽生永世七冠、井山7冠のお二人、国民栄誉賞、おめでとうございます、と申し上げます。
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