誰がこの国を守るのか | humanite88

誰がこの国を守るのか

京都大学教授・佐伯啓思 誰が国を守るのか

 <blockquote>戦後日本の民主主義と平和主義の組み合わせが、どうもうさん臭いのは、この平和主義がもっぱら憲法9条の武力放棄を意味しているからにほかならない。平和愛好、構築なら誰も批判もしないだろうが、問題はその方法なのである。憲法9条といういささか特異な形態における平和主義という「方法」が問題なのである。</blockquote>


 <blockquote>こうしたいささか面倒なことを書いてきたのは集団的自衛権にかかわる論議において、この種の原則論がまったく確認されていないことに危惧をおぼえるからである。技術的・法的な手続き論も必要だが、本当に重要なのは「誰が国を守るのか」という原則論にこそあるのではなかろうか。</blockquote>
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140721/plc14072103150003-n1.htm


<blockquote><script type="text/javascript" src="http://jss.afpbb.com/mbsv/sdata/medianewsdelivery/msnsankei/sonet/js/utf8/110247000/3d06bc8f748a2273ec403513b433d1e4_b69f20e5c0b44e627287d6fda86ffa08.js"></script></blockquote >


 一国平和主義を捨て去る突破口 帝京大学教授・志方俊之


 <blockquote>半島有事の際は、在日米軍の航空部隊と艦隊、および海兵隊は半島に投入できる。オーストラリア軍など他の国連軍部隊も日本経由で半島へ向かうことになる。


 しかし、わが国はただの通過点ではない。国連軍が使う艦艇、航空機、軍用車両の造修能力が抜群で、情報収集能力、掃海能力、医療能力も持っているからだ。


 自衛隊が直接、半島に出向くことはあり得ないが、有効な支援能力に加え、「周辺事態法」で法整備もできている。繰り返すが、半島での国連軍の作戦はわが国の支援なしに成り立たないのだ。</blockquote>
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140703/plc14070303070003-n1.htm


 韓国、在日米軍出動で「日本の了解必要」に反発 日本には「韓国の承認と同意」要求…


 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/140717/kor14071711040001-n1.htm


解釈変更を「暴挙」と東京 感情論、見透かされる扇動


 <blockquote>「この暴挙を超えて」(朝日)「9条破棄に等しい暴挙」(東京)

 この中で朝日は「民主主義が、こうもあっさり踏みにじられるものか」と嘆き、東京は「憲政史上に汚点を残す暴挙だ」と決めつけた。ともに、行使容認には憲法改正が必要だとの立場を取っている。

 だが、憲法9条に関する政府解釈は、国際情勢の変化に伴い変遷してきたのが事実だ。</blockquote>
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140703/plc14070307560006-n1.htm


 朝日新聞の報道姿勢は、前記事でも投稿した『福島原発事故「命令違反退避」報道に見る悪意』のように、確信犯的に、巧妙に世論誘導をもくろむ底意があるように見える。


 理念守り、許される範囲の変更 集団的自衛権、竹内行夫元外務次官に問う
 引用記事全文 
 http://www.asahi.com/articles/DA3S11253881.html

 
 朝日新聞、このインタビュー記事の大筋は、

 『蔵前勝久氏 閣議決定は9条の枠超えたのでは?

 竹内行夫氏 理念守り許される範囲の変更

 
 蔵前勝久氏 米の要請で日本が参戦する危険は?

 竹内行夫氏 憲法覆されるなら断ればいい』


 最後の結論として、 


 「行使すれば、出口はない」というこの記事の蔵前勝久氏のコラムには、「新3要件にて、入口を狭くしたと主張しても、戦争を一度始めれば、出口を探すのは難しい。それが現実だ」、とある。


 であるが、何のことはない。 竹内行夫氏の発言要旨の否定である。失礼極まりない。

 これを言いたくて、蔵前勝久氏はこのインタビュー記事を書いたのであろうか。


 安倍首相は、湾岸、イラク、アフガンのような戦争には参加しないし、出来ない、と明言してる。

 

明確なのは、自衛隊が交戦権を持たぬことである


 限定された交戦権は、自衛以外に行使できない。特に外国での武力行使は限定される筈である。

 自衛以外の戦争が出来るわけがない。出来ぬことを出来ると言うのは、明らかに悪意ある報道姿勢ではなかろうか。


 かって、政治評論家、故三宅久之氏とのやり取りで、「安倍の葬式はうちで出す」という朝日新聞,若宮論説主幹の暴言を思い出す。


 特定の政治家を叩き、貶めることが社是である新聞社とはどんな存在なのだろうか。

 集団的自衛権、朝日、大新聞ゆえの矜持と報道の公正性、中立性を以って、何よりも品格、節操ある報道を願いたい。


 報道の自由、公正、中立は守られねばならない。報道記事の是非の判断は、読者に任せられるべきものであろうか。



 「海の安全」守る精神を涵養せよ 東海大学教授・山田吉彦

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140721/plc14072103180004-n1.htm