みなさん、毎日寒い日が続きますね。ユニッチです。
先日のユマニテ会では論語述而第7ー21を勉強しました。
子曰く、三人行なえば、必ず我が師を得。
其の善き者を択びて之に従う。
其の善からざる者にして之を改む。
さてどう感じますか?
・3人以上あつまると自分が気が付かないことが、よく見える。
・良い点悪い点に気が付ける。
・3人以上いると2人が自分とちがうので、学びになる。。。
そんな意見などがでました。
先生からは、いろいろな話があって、たくさん学びがありましたので、少しご紹介します。
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相手が子供であっても、動物であっても学ぼうと思えば先生とできる、
例えばある種のクモは、たくさんの赤ちゃんを産んで、自分の体を赤ちゃんに食べさせるクモもいます。
私はフランス文学者の奥本大三郎のファーブル昆虫記が好きなのですが、とても良い本でたくさん学ぶべきことがあります。
また、先日ユマニテ会の懇親会の場で、私がコート掛けを倒してしまって、
それをある方が、拾ってかけなおしてくださいました。
落ちたコートの下をぬぐってかけなおしてくださいました。私はそれを見て、本来は倒した私がやるべきことなのに
その姿をみて、この人は私の先生だ!と思ったのです。私は偉そうに皆さんに先生ぶって教えていますが、そんな価値があるのか
と家に帰ってしょんぼりしていました。
でも少しして、考えなおしました。
自分の未熟さを知って、それに押しつぶされてしまったら、未熟を知った意味がなくなってしまう。
その意味がなくならないように自分を正す。そしてまた積極的にガンガン皆さんに教えていく!
そう思ったのは尾関宗園の本にあった般若心経の意味を思い出したからです。
それはこういうものでした。
「行け行けすべてはこの瞬間、君の持つきらめくような積極性だけで決まる。
喜び勇んでゆけ。おそれることなど何一つない。」
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なかなか他の解説書にもない、よいお話。自分の身にも少しでも吸収したいものです。
やっぱり哲学って自分の生活に直結していないと意味がないのだと感じました。
ありがとうございます。