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平が岳・「恋の岐」に行ってきました。

 恋を知ったのはいつだったろうか? 
 沢登りを初めてまもなくその名を知り、以来、桃源郷のごとく、その訪問を心待ちにしてきた。
 ふくろうの仲間と何度か計画したが、しかし天候やその時折の都合などで果たせなかった。長躯となるから降雨が怖く、不順が見込まれるともう入れない。栂海新道に転進し、「恋の二股をかけた」と揶揄されたこともあった。そしてこの春、一緒に行く約束をしていた「ふくろう」の有力メンバーの1人から、体力が衰え沢はもう無理だと連絡があった。

 半ばあきらめかけたところ、この夏偶然、身近に同じように恋の岐に焦がれている人を見つける。そして、このシルバーウィークに出かけた。以前、ろうまんにいたKさんと2人のシルバー隊、軽快に遡行してオホコ沢出合に幕営、そして翌日、平が岳、たまご岩に遊んで下山、清四郎泊の実質2泊2日。いずれも好天に恵まれた。恋の二岐に踏み惑うこともなく、順調に遡行した。

 開けて明るい谷、水辺まで降りた森、釜を持った滝群、そしてそのほとんどが登れ、しかも爽やかな天場(ホテル恋の岐?)…人を圧倒する大滝やゴルジュはないが、源頭部のはじまった紅葉とともに癒しの美渓であった。ただ久恋もいささか長すぎたせいか、イメージのみ膨らんだ感もなくはない。期待した40Mの大滑滝など、いつの間にか始まり、米子沢を知る身には少し物足りなかった。
 
 大文字草が花をつけ、滝のそこかしこに咲いていた。その花を踏まないように登りながら
                    
     滝の辺の わが花筵 踏むは誰(た)そ 心無き身の 分け行く恋路かな

 早い段階で釜に落ちて首まで浸かりカメラがダメに。データのサルベージが成功するかどうか・・・
とりあえず添付は、後半、携帯で撮ったもの。末尾の写真は、3日目、越後駒が岳・小倉山まで出かけたが日差しが強く、タオルを頭に巻いて葉をひさしにした(疲労の色が濃い)。最後の花はナンだっけ?
 ※ ドクトルゆふはず先生から再びご教示いただいた。コメント欄参照。

PS 水没写真から何枚か(大判)。いずれも入渓まもないころのもの。1枚目は先行パーティの巻き(なんでこんなとこ、逐一巻くんだ)、われわれは水線を行く。3枚目はキレイな鴎穴。