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 平太沢―丹後山―中ノ岳


○峡彩ランタン会の夏合宿に行って来ました。
平太沢・三国川
 

場所は、十字峡―平太沢―丹後山―中ノ岳―十字峡。
 平太沢とは聞きなれない沢。リーダー篠田猛さんの選定で、三国川の上流部、丹後山南面の沢。ネットで検索しても出てこない?ため出かける前、ちょっと心配も。ゴーロばっかりで何もないか、逆にとんでもなく難しくて、ほうほうの態で追い返されたり、ボロボロになって辿りつくか・・・。
 しかし行ってみると、圧倒的な大滝やゴルジュこそないものの、登れる滝が中流部に続き、詰めも明るく、どうして報告がなかった?のか不思議なくらい。
 沢隊7名、滝は当会屈指の登り手・小田嶋、風間を先頭に、泊場ではランタンの土木力?で、狭いながらも木の葉を敷き詰めたオラウータンの寝床風にターフを低く張る。ソーメンと焚き火と、星空を楽しみました。
 翌日、上がった丹後山避難小屋では、刺身に茹でたて枝豆5キロ!、そして雪で冷やしたビール!!尾根の登山道を来た支援隊の皆さんのお蔭です。3日目下山の際にも、中途の日向山に会員1名の出迎えがあり、炎天下、冷たい泡の出る黄色い飲み物が待っていました。

○写真は、
1 トップの果敢なシャワークライム
2 前同・ハーケン1本打っただけで、あとはフリーで登りきる  写真略
3 ザイルで後続、
4 泊場で焚き火を囲んで団欒 写真略
5 晴れた翌朝、早や秋の空?
6 奥の二俣から稜線を望む、遠目には笹薮はやさしいが・・・ 写真略
7 支援隊と合流しての飲酒歓談、
8 下山の朝、避難小屋前で
9 沢の辺に 古りし大岩 木漏れ日の 影映し来て 地衣まとうごと


 
○平太沢をかいつまんで紹介すると(以下、個人的な感想にすぎません)、

 十字峡から三国川沿いに林道を行き、内膳沢出合から作業道を経て内膳・平太沢出合の堰堤(高度約600m)から入渓。しばらくゴーロや大石の重なったチョック風の小滝が続く。高度1000mにある直瀑(約15m、滝の裏側に割れ目があり人が入れる)から以降、中流部は3~20mの滝群が続き高度を上げいていく。殆どが登れるか登れそうで、巻きも小さい。沢は比較的開けて水流も大きな分岐なく西走する。1500m付近二俣の手前から渓様は穏やかとなり、二俣以降は源流部となる。やがて丈は低く細いが密生した笹薮を漕ぐこと30分、丹後山頂上部南端1720mで登山道と出会う。高距1200m。 泊場は、今回は920m付近の右岸斜面を均して宿泊したが、適地は少なく、上部になんとか求められるか。遡行時間は合計約8時間で、途中、ハーケン1本を打ち、なお後続のため3,4ケ所ザイルを出した。難度は初中級か。