2005-11-12

祈りの街 「夏河」

テーマ:九塞溝、黄龍、チベッ文化圏
小さなお坊さん

気の遠くなるような絶景を眺めながら到着した「甘粛省夏河」
高度3000mと天に近く、ひんやり冷たい空気がどこか神聖な感じ。
メイン通りはチベットグッズで溢れ、道行く人々はチベットの衣装。
純粋なチベット文化がしっかり語り継がれている小さな街です。
ラプラン寺1

※ 上下の写真はかさこワールド のかさこさんにお借りしました。2

町の中心であるチベット寺院「ラプラン寺」
山肌をバックに金色の屋根がそびえ、たくさんのラマ僧が巡礼に訪れます。

お寺の前でひざまづき、頭を地面につけて何度も何度もお祈りする人。
お寺の周りを何度も回り、マニ車をぐるぐる回してお祈りする人。
手にボロボロの手袋をはめ、地べたを這いながらお祈りする人・・・
価値観の中心に仏教があるんですね、じゃなきゃこんな熱心に祈れない。
彼らの真剣でひたむきな信仰心に心が熱くなりました。
マニ車 仏塔を回る人々 五体投地

お寺の入り口の前には、必ずこんな「雲」の模様が。
これは、「お寺が天の上にある」ことを示すものだそうです。
雲の絵
通りすがりのラマ僧に中国語で話しかけてみたけど、通じませんでした。
彼らは自分達の文化を守るため、かたくなに中国文化を否定しているそうです。
ここに比べたら、内モンゴルはかなり中国に侵されてるかも・・


こんな小さな街なのに、やたら欧米人の観光客密度が高いところでした。
そんな欧米人のために、街中にはカフェがちらほら。
思わず入ってみると、

ハンバーガー ネパールカレー
ホットチョコレートに、シナモンパンケーキ。
ハンバーガー(もちろんヤク肉)にカレー、ハチミツがけヨーグルト。
中国の山奥のリトルチベットで思いがけない味に出会えました!


「夏河」はチベット族の素朴な生活と一途な信仰心が感じられる良い街でした。
このまま彼らの伝統文化がいつまでも残ってほしいものです。
チベット族
お寺の学校 登校する子供

※ 「かさこワールド」さん  ←夏河のステキな写真満載です!


【2005年国慶節 九塞溝、黄龍、チベッ文化圏の旅】
 1. 地球が生んだ奇跡 ~九塞溝~
 2. 神の水 ~黄龍~
 3. チベットの「バター茶」
 4. 九塞溝、黄龍 番外編
 5. 旅で出会った「チベット料理」
 6. 松藩-若尓蓋-合作-夏河 大移動!
 7. 祈りの街「夏河」
 8. イスラム教徒の街
 9. 黄河とラーメンの町 「蘭州」
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2005-11-10

松藩-若尓蓋-合作-夏河 大移動!

テーマ:九塞溝、黄龍、チベッ文化圏

1110若尓蓋高原
 国慶節の旅行での最大の難関は、松藩-若尓蓋―合作―夏河の移動。情報がほとんど手に入らず、バスが本当に走っているのか、道がちゃんとあるのかさえわからない状況での出発。そして、実際に待っていたのは、予想通りの悪路と、予想以上の景色でした!


高原
 松藩-若尓蓋の道のりは約180km。標高3,000m、4,000mにある高原をひた走ります。道があまりにもひどいので、ジャンプした時に座席から落ちる人や、天井に頭をぶつける人がいるほど激しいです。前日に雨が降ったこともあり、道がぬかるみバスが坂を登れなくなることもしばしば。

1110若尓蓋高原3
 窓から見える風景は、雪山、草原、ヤク、羊、山羊の群れが延々と続き、まさに楽園そのもの。モンゴルの草原とはまた違う、緑の美しい草原、瑞々しい大地。走っても走っても続く草原は、何時間見てもまったく見飽きることはなく、厳しい道のりも、この景色が全てを帳消しにしてくれます。

高原の雪山
10月初めなのに山に雪がある。

1110チベット族  若尓蓋の人はほとんどがチベット族だとかで、チベット族の服を着た人がうろちょろしています。仏教の音楽やお経が流れ、一般的な中国の街とは違った雰囲気があります。
 街をうろつくチベット族の男性(お坊さんではない)は、髪の毛がボサボサと長く、体格が良い感じで何か野蛮な印象を受けます。酔っ払っているのか、昼間から肩を組んで歌いながら、道の真中を歩いていました。まぁ、車は走ってないからいいのかなぁ・・?
 ある中国人(チベット族以外の人)の話では、チベット族というと、一般的に「怖い」、「ナイフを持っている」というイメージがあるそうで、実際にそれに近いような、山賊のような荒々しい感じがしました。そう言うぶーすかも、髪の毛がボサボサ、髭ボーボーで、チベット族と間違われたりするんですが・・。

黄花魚  夜8時、街は早くも寝静まったかのような様子。

レストランも次々に閉店していく中、黄河名物「黄花魚」の鍋を食べられる店を発見!
 ニンニク、ショウガがたっぷり入った栄養満点スープで、寒い夜をしのぐことができました。

魚は新鮮そのもの、ピチピチ生きているのを調理してくれます。

魚料理なんかを頼む場合は、調理前に生きた魚を見せてくれる店は多いです。料理の値段は魚まります。1110合作のチベット寺院

 この辺りでは、高原の美しさだけではなく、点在するチベット族の村々、チベット寺院も素朴な魅力があります。観光地としての派手さはなくても、もう一度ゆっくり行ってみたいところです。

合作のチベット寺院
ミラレパ・ラカン

高原の小さな村
高原の小さな村


【2005年国慶節 九塞溝、黄龍、チベッ文化圏の旅】
 1. 地球が生んだ奇跡 ~九塞溝~
 2. 神の水 ~黄龍~
 3. チベットの「バター茶」
 4. 九塞溝、黄龍 番外編
 5. 旅で出会った「チベット料理」
 6. 松藩-若尓蓋-合作-夏河 大移動!
 7. 祈りの街「夏河」
 8. イスラム教徒の街
 9. 黄河とラーメンの町 「蘭州」
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【松藩-若尓蓋-朗木寺-合作-夏河-蘭州 情報】
松藩-若尓蓋 57元 7時間 6:30am発
 このバス路線は回り道をして、瓦切という街を経由するので、非常に時間がかかる。悪路が5時間近く続くが、景色は見逃せないルート。
若尓蓋-(朗木寺)-合作 50元 10時間 6:30am発
 悪路。バスが故障すること数回。時間はかなり余裕を見なければならない。朗木寺までの直行バスもあると聞いていたが、実際にはなく朗木寺付近で降り、待っている車に拾ってもらう。
合作-夏河 9元 2時間
 朝から夕方までかなりの本数のバスが出ている。最初の一時間は悪路。
合作-蘭州 約6時間
 蘭州行きのバスが30分間隔で朝から夕方まで出ている。
夏河-蘭州 約6時間
 蘭州行きは、朝2本、夕方2本あり。季節によってもっと少ない可能性も。
若尓蓋の街
 バスターミナル付近に安い賓館、招待所あり。標準間(トイレ、シャワー付)のあるホテルは街の中心にあり。チベット料理店はあまり多くない。
 若尓蓋の近くに「花湖」というところがあり、ここの景色もすばらしい。若尓蓋からの乗馬ツアーあり。

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2005-11-01

九塞溝、黄龍 番外編

テーマ:九塞溝、黄龍、チベッ文化圏
羊丸焼き

 九塞溝観光を終えヘロヘロになってホテルに戻ったぐー&ぶー。観光前に予約しておいた、「チベット族のダンス&羊の丸焼き&飲み放題!」に参加すべく、ホテルの前のバスへ集合。
 おや・・?
 バスの運転手さんと、ホテル脇の商店の人々が何やら口論中。四川訛りなのか、チベット訛りなのか、何を言ってるのかわかりません。坊主頭にひげ面の運転手さんが、4、5人から抗議され、その中の一人が、ブッちぎれてしまったのか、坊主頭をボッカンボッカン殴りはじめました。なぜか殴り返さない坊主頭に、さらにもう一人が殴りかかり、二人でボッカンボッカン。まさにたこ殴り状態に、こりゃイカンと思いながらも、“止めに入った女の人でさえも顔面パンチをいただいてしまうこと”が脳裏に浮かび、止めにも入れずただ収まるのを待つ軟弱なぶーすか。そこへ勇敢なるガイドさんが登場、殴り合いはストップ。
 しかし、休戦状態もつかの間、また口論がはじまり、鉄パイプを持ってくる人まで・・。こんな時に「なぜ鉄パイプがちょうど良く置いてあったりするんだろう?」と、疑問に思いつつも、周囲は緊迫したムードへ。何を言ってるのかわからないので、ひたすらヒヤリングの練習をしていたところ、突然喧嘩終了。坊主頭はどこかへ消えて行きました。
 ほっと一安心。そして、私たちの運転手はどこへ・・。運転手がいなくなり、立ちつくす「チベット族のダンス&羊の丸焼き&飲み放題」ツアーのみなさま。


 1時間遅れで、チベット風パオ型の会場に到着。イベントは既に佳境を迎え、茹でたジャガイモをかじり、ワインを1口飲んだ時にはイベント終了。遅れてきたわたくし達は冷め冷め。以上に冷え切った空気の中、司会役のおじさんが一人だけハイテンションで、

  「パーティーは仕切り直しじゃ~~。うぉ~~!」

 ってな感じで、ショーを初めからしてくれることに。
 チベット歌、踊りを披露してもらい、これからというときに、ネタが尽きたのか、

  「次はお客さんに歌ってもらうぞ~~。うぉ~~!」

 ってなわけで、歌わされる客たち。それも喜んで歌ってしまう、中国の方々。お金出してショーを見に来てるんですが・・。
 その司会者のおじさんのおかげで、チベット族は穏やかで温厚な民族だというイメージが瓦礫と化し、それがわかっただけでも価値はあったということで、ショーは終了。ちなみにここでは羊の丸焼き、バター茶、チベット名産のチンコー酒が振舞われました。上の写真は羊の丸焼き!


【2005年国慶節 九塞溝、黄龍、チベッ文化圏の旅】
 1. 地球が生んだ奇跡 ~九塞溝~
 2. 神の水 ~黄龍~
 3. チベットの「バター茶」
 4. 九塞溝、黄龍 番外編
 5. 旅で出会った「チベット料理」
 6. 松藩-若尓蓋-合作-夏河 大移動!
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 8. イスラム教徒の街
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九塞溝、黄龍、川主寺、松藩付近図 【九塞溝、黄龍観光の情報】
 まず、九塞溝と黄龍の位置関係ですが、図の通りです。
 川主寺という町を中心に、九塞溝、黄龍への道が別れています。九塞溝の空港というのも、実際はその川主寺の近くです。川主寺から九塞溝は車で約2時間。黄龍へは約1時間です。川主寺にはホテルやお土産屋が密集していて、宿泊、買い物に便利。九塞溝、黄龍にもホテルはありますが、ぐっと値段があがります。国慶節に問い合わせたら、一番安くて600元の部屋しかありませんでした。ホテルでの実際の表示価格は150元、 200元でしたので、国慶節は3倍、4倍の価格です。
 松藩はとても小さな町ですが、趣きのある町です。全体的に修復された感じがありますが、町をかこむ城壁があり、城内は古い町が再現されています。また、城外には古い民家が残っています。城壁の北門、バスターミナル付近にはゲストハウス(安宿)が立ち並び、日本人は少ないようですが、西洋人バックパッカーを多く見かけました。松藩は、大きなホテルや設備の整ったホテルはあまり期待できないようですが、貧乏旅行のバックパッカーにとっては、情報、施設ともに十分魅力的です。また、松藩からは、甘粛省蘭州へ向かう基点でもあり、蘭州へ向かう場合は、ここから若尓蓋を目指します

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2005-10-29

チベットの「バター茶」

テーマ:九塞溝、黄龍、チベッ文化圏

バター茶

「バター茶」はチベットを代表する飲み物。
映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の中でもブラッド・ピット演じる主人公が「バター茶」を飲むシーンがありましたね。
この「バター茶」「磚茶」というお茶に「ヤクのバター」を混ぜたもの。
「茶」+「バター」なんて、日本じゃとても考えられない組み合わせ!
今回チベット文化圏を旅行中に、私たちも挑戦してみました。   

口を近づけると、ぷ~んと鼻をつくヤクバター独特のキツイ香り。
まずはゴクリ一口目。  「・・・・?」。
ゴクリ二口目。      「・・・・・・」。
そしてゴクリ三口目。  「・・・・・・・・」。
うむむ、何度飲んでもマズイ。でもどこか知ってるような味・・・
「この香りといい、味といい・・・そうだ!ゴルゴンゾーラだ!」
「バター茶」青カビチーズをお湯で薄めたような味でした。
こんな中国の山奥でゴルゴンゾーラに出会えるなんて!
「これはチーズスープだ」と暗示をかけて飲んだら、かろうじて飲めました。
インスタントバター茶
街をふらふらしている時に見つけた「インスタントバター茶」。
珍しいので「お土産」として購入。
さっそく試しに飲んでみると・・・うーんやはりマズイ。
これをお土産として渡すのって、かなりの嫌がらせ行為かも?
ちょっぴり胸を痛めながら内モンゴルに帰省。
そして恐る恐るモンゴル族の友人達に飲んでもらうと、意外な反応。
みんな「おいしいおいしい!モンゴルのバターみたい」だって。
そういえば、チベットもモンゴルも食文化似ているもんね。
よかった、味覚違ってて。

ちなみに、ミルクがたっぷり入ったバター茶は飲みやすかったです。
でも、モンゴルの濃厚な「ミルク茶」 の方が断然おいしい。
お茶勝負の軍配は、文句なしでモンゴルの「ミルク茶」に!


【2005年国慶節 九塞溝、黄龍、チベッ文化圏の旅】
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 6. 松藩-若尓蓋-合作-夏河 大移動! パンダ
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2005-10-22

神の水 ~黄龍(ホワンロン)~

テーマ:九塞溝、黄龍、チベッ文化圏

1022-黄龍1


黄色の川床にエメラルドグリーンに輝く池。
このひとつひとつの池が段々畑のように連なっています。
その姿は、まるでウロコが重なった「巨大な黄金の龍」 。
思わず目を見張ってしまう、なんとも不可思議な光景です。
この「黄龍」は、九塞溝から`130kmほど移動した所、
万年雪が残る雪宝頂山(5588m)の麓にひっそりたたずんでいます。

1022-黄龍2

1022-黄龍3 1022地図
「黄龍」
は片道3.5kmの遊歩道に
3400もの池が点在しています。
遊歩道は海抜3100m~3400m
そう、富士山級です!
入口で既にゼイゼイ、酸素の薄さを体感。
つまり「黄龍観光=体力勝負」!
携帯酸素を片手に、自分との戦いです。
所々階段が続く道を、スローペースで。
呼吸が乱れたら深呼吸、会話も控えて・・
そんな慎重な私達をよそに、
いつも通りガヤガヤ大声の中国人達。
ダッシュでかけのぼるチャレンジャーも!
あれれ、私たちってよっぽど体力がない?
それとも普段大声で話す中国人たちは、肺活量でも違うんだろうか?

ヒーヒー言う自分にムチを打ちながら最後までがんばり抜くと、
そこにはステキなご褒美が・・・黄龍随一の絶景「五彩池」。
まるで天に昇る龍の曲がりくねった背中。彩り明るくとっても華やか。
ここは「人間揺地(この世の仙境)」「神の水」と呼ばれる世界遺産です。
いやー九塞溝もすごかったけど、これまたスゴイ。
とうか、こんなスゴイ世界遺産ふたつが並んでるところがスゴイ!
連続してとってもステキな物が見れた。神様ありがとう。

1022-黄龍4

1022黄龍5


最後に、体力に自信がない方でも大丈夫。「人力籠」が往復走っています。
人を乗せつつ猛ダッシュ。彼らの体力もアッパレ。
ちなみに「黄龍」の入場料は200元(2800円)。イイ物は高いですね。

1022-黄龍人力籠


【2005年国慶節 九塞溝、黄龍、チベッ文化圏の旅】
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 2. 神の水 ~黄龍~
 3. チベットの「バター茶」
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 8. イスラム教徒の街

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