ピットブルという犬を知ってらっしゃいますか?
闘犬として育種された犬種で、体も大きく顎の力も半端ないこの犬は、メルボルンでも頻繁にニュースに取り上げられています。襲われて怪我、死亡事件も頻繁にあり、私も日々そんな事件を新聞で目にしていました。
先日、パートナーがひゅうちゃんを抱っこして庭で友達とお話をしていました。
突然、リード無しのピットブルが乱入、ひゅうちゃんと私のパートナーに襲い掛かりました。
ピットブルはまずひゅうちゃんにかぶりつき、ひゅうちゃんはそのまま地面に叩きつけられ、その後また噛み付かれました。
ひゅうちゃんは勇敢にも逃げずに立ち向かおうとしたそうです。野生の血が出たのでしょうね。
防ごうとした私のパートナーにも襲い掛かり、その後ピットブルの飼い主が走ってきて、その人はその人で自分の犬を守ろうとして私のパートナーに向かってきたそうです。
私のパートナーは肘で相手を突き、結局ピットブルとその飼い主は走って逃げました。
ひゅうちゃんは緊急病院で五箇所の傷の手当て、二箇所を縫ってもらい、
私のパートナーは病院で手当、注射をしてもらいました。
その日と翌日の朝はヒュウはおびえてまったく動けない状態でした。
おトイレにもいけず、多分残っている匂いをずっと嗅いでいました。
警察と区役所には知らせましたが、その後連絡はありません。
もちろん犯人(という言い方はおかしいですね)からも連絡はありません。
『犬に襲われた』ケースにしてはとてもラッキーだったと思います。
*ひゅうちゃんが厚めの洋服を着ていたこと(相手の牙が深く刺さらなくてすんだ)
*パートナーが無理にひゅうちゃんを抱きしめようとしなかったこと(抱きしめていたら食いちぎられていた恐れがあった)
*私のパートナーに噛み付いたときに無理に引き離そうとしなかった(同じく食いちぎられていた恐れがあった)
など、不幸中の幸いといいますか、今は大丈夫です。
私には本当にショックな事件でした。
今日伝えたいことは、
他人事だと思わないで常に気をつけてもらいたい。
凶暴な犬がどこから来るか、いつ来るか、何をされるかわかりません。
ひゅうなんて自分の家の庭で、しかも抱っこされているのに襲われましたからね。
一日も早く警察か区役所がちゃんと見つけて、しかるべき処置をしてもらいたい。
処分して欲しいという気持ちはまったくありません。
でも『凶暴な犬を飼っている』という自覚を持って、きちんと対処していただきたい。
第二の被害が出ない様に。そう願います。
ひゅうちゃんは今日、サミーとサミーママさんから元気を頂きました。
ほんとうにありがとうございました。
エリザベス王子復活です。 『エリザベス王子』
誕生編。
ありがとうございました。
ちょっと少しの間、ブログをお休みしてひゅうちゃんを甘やかせてあげます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Pit_bull