株価は5日ぶり反落 950円安 | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  49303.28 -950.63 -1.89 5日ぶり反落  
    RSI 日足 40.3%  
           
           
  動いたフォロー銘柄(+1%以上)       なし
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
8316 三井住友銀行 D 2 4771 73
8306 三菱UFJ銀行 C 1 2463 39.5

 

◇東証大引け 日経平均は5日ぶり反落 利益確定売りや日銀利上げ観測で

 1日の東京株式市場で日経平均株価は5営業日ぶりに反落し、終値は前週末比950円63銭(1.89%)安の4万9303円28銭だった。このところの急ピッチな上昇に対する警戒感から、個人や機関投資家などによる利益確定目的の売りが優勢だった。日銀の植田和男総裁の挨拶や記者会見をきっかけに、次回12月会合での利上げ観測が高まったことも売りを促した。下げ幅は1000円を超える場面があった。
 
 日経平均は前週末の米株式相場の上昇を受けて小高く始まったが、ほどなく下げに転じた。前週に1600円あまり上昇していたとあって、アドテストやファストリ、フジクラといった主力株や値がさの半導体関連株などが短期的な過熱を警戒した売りに押された。

 日銀の植田和男総裁は1日、18~19日に開く金融政策決定会合について「利上げの是非について適切に判断したい」と表明した。SMBC信託銀行の山口真弘投資調査部長は「全体的にはこれまでの発言内容を踏襲している印象ではあったが、『利上げの是非について検討』との発言はやや踏み込んでいると感じた」と指摘。12月会合での利上げはほぼ確実になったとみていた。金利上昇を受けて不動産株が売られた一方、銀行株は軒並み高となった。

 東証株価指数(TOPIX)は4営業日ぶりに反落した。終値は40.11ポイント(1.19%)安の3338.33だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、20.10ポイント(1.38%)安の1436.32で終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で5兆3835億円、売買高は21億6799万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1268。値上がりは299、横ばいは43だった。

 イビデンや日東電、エムスリーが下げた。一方、ニコンや日本郵政、オークマは上げた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 
◇新興株1日 グロース250が反落 新規上場のBRANU初値下回る

 1日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は4営業日ぶりに反落した。終値は前週末比16.09ポイント(2.30%)安の683.44だった。日銀の植田和男総裁の発言が12月の利上げを示唆していると市場で判断され、日経平均株価が下落。金利上昇の影響を受けやすい新興市場でも売りが優勢だった。利上げの織り込みが進みグロース250指数は午後に入って下げ幅を拡大し、日中の安値圏で終えた。

 1日に東証グロース市場に新規上場したBRANUは午前に公開価格(980円)を上回る1655円で初値を付けた。終値は1332円だった。

 グロース市場ではデータセクやサンバイオが下落した。一方、ヒュマメイドやタイミーは上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕