株式 終値 前営業日比 変化率
S&P500種株価指数 5375.86 88.10 1.67%
ダウ工業株30種平均 39606.57 419.59 1.07%
ナスダック総合指数 16708.05 407.63 2.50%
Nikkei 225 FuturesNK1:IND 35,440.00JPY
+ 520.00 + 1.49%
NY株式はナスダックが大幅高。225先物は大幅高。
寄付きから9時5分現在
現物指数は続伸のスタートです。銘柄は値上がり銘柄が優勢です。
RSI銘柄はQPS研、三菱重工、IHI、シーイーシー、コーディア、が高い。
日経平均は290円程度高、買い一巡後は戻り待ちの売りに押される格好=24日前場 株式新聞
24日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比290円程度高い3万5160円前後で推移する。午前9時8分には同419円32銭高の3万5287円95銭を付けた。現地23日の米国市場で、トランプ大統領は対中関税が145%から大幅に低下するとの見方を示したことを受け、NYダウとナスダック総合指数がそろって続伸。また、ベッセント財務長官が関税を巡る日米交渉で、特定の通貨目標を求めない考えを示したと報じられ円安に振れたこともあり、日本株に追い風となった。ただ、買い一巡後は積極的に買い進む材料に乏しく、戻り待ちの売りに押される格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比435円高の3万5355円だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落している。住友電工<5802.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株や、アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。MS&AD<8725.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も堅調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株もしっかり。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が安い。
個別では、ホシデン<6804.T>、武蔵精密<7220.T>、メイコー<6787.T>、正興電機<6653.T>、ホトニクス<6965.T>が上昇。半面、クオールHD<3034.T>、GMOインタ<4784.T>、KOA<6999.T>、パルGH<2726.T>、あすか製薬H<4886.T>などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=142円台の後半(23日は141円86-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同161円51-55銭)で取引されている。
[ 株式新聞速報ニュース ]
◇東証前引け 日経平均、続伸 一時400円高、米株高や円の下落で
24日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比375円78銭(1.08%)高の3万5244円41銭だった。トランプ米政権が中国との貿易戦争や米連邦準備理事会(FRB)に対する攻撃で態度を軟化し、前日の米株式相場が上昇。東京市場はこの流れを引き継ぎ、半導体関連など主力株に買いが先行した。外国為替市場で円相場が1ドル=143円台まで円安・ドル高方向に振れたことも投資家心理を上向かせ、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。もっとも買い一巡後は売りも出て伸び悩んだ。
トランプ米大統領は23日、関税を巡って中国と「公正な取引をする。全てが活発に進む」と話し、関税交渉に応じるよう中国に呼びかけた。トランプ氏は交渉次第で累計145%の対中追加関税を下げ、中国に対する新たな関税率を今後2~3週間で発表する可能性があるとも示唆。米中貿易戦争が激化するとの懸念が和らいだ。米政権が自動車メーカーの関税の一部免除を検討していると報じられたことも追い風になった。
ベッセント米財務長官は23日、日本経済新聞など一部メディアに対して、関税を巡る日米交渉で「特定の通貨目標を求める考えはない」と述べた。24日に日米の財務相会合が予定されるなか、日本側が円安是正を迫られるとの思惑が後退し、株買いを後押しした。
ただ、上値では戻り待ちや利益確定目的の売りに押された。23日に開かれた国連安全保障理事会の非公式会合で、中国が米関税政策を巡って米国側を非難したと伝わった。赤沢亮正経済財政・再生相が30日から5月2日まで訪米し、日米関税交渉の2回目の協議に臨むと日本経済新聞電子版などが24日午前に報じた。市場では「米関税政策は二転三転する状況が続いており、具体案が米国側から示されない限り、日経平均が積極的に上値を追う雰囲気にはなりにくい」(国内証券ストラテジスト)との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)は続伸した。前引けは26.12ポイント(1.01%)高の2610.44だった。JPXプライム150指数も続伸した。
前引け時点の東証プライムの売買代金は概算で2兆597億円、売買高は9億381万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は897。値下がりは697、横ばいは41だった。
東エレクやアドテスト、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。トヨタや任天堂、ファナックが上昇し、安川電やフジクラ、東京海上が買われた。一方、KDDIやニトリHDが安い。コナミGやバンナムHD、三井不が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
◇新興株前引け グロース250が反落 朝高後は軟調、大型株に関心向かう
24日午前の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は反落した。前引けは前日比1.29ポイント(0.20%)安の658.18だった。前日の米ハイテク株高を受けて高く始まったが、プライム市場の大型株に個人投資家の資金が流れて新興市場の主力銘柄は総じて軟調だった。
三菱UFJeスマート証券の河合達憲チーフストラテジストは「トランプ米政権の関税政策に端を発する足元の下落相場では、内需株の多い新興市場の銘柄が相対的に堅調だった。きょうは日経平均が上昇するなかで投資家の一部が大型株に資金を振り分けた」とみていた。
24日に東証グロース市場に新規上場したLクリエイトは9時に公開価格(1250円)を上回る1280円で初値を付けた。利益確定の売りに押されて公開価格を下回る場面もあったが、前引けは1265円だった。
グロース市場ではサンバイオやトライアル下落した。一方、フリーやアストロHDは上昇した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕