株価は3日ぶり反発 日足RSIは18日ぶりに50%回復 | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  34868.63 648.03 1.89% 3日ぶり反発  
  RSI 日足   50.5%  
        18日ぶり陽転  
           
動いた フォロー銘柄 (+1% 以上)    
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
7013 IHI C 1 10600 455
7011 三菱重工 C 1 2643 114.5
6532 ベイカレント D 1 7502 109
5595 QPS C 1 1320 109
8267 イオン C 1 4293 91
3141 ウエルシア D 2 2543.5 28.5
250A シマダヤ C 1 1889 21

 

◇東証大引け 日経平均は反発 米中摩擦の緩和期待、FRB議長の解任否定も支え

 23日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに反発し、終値は前日比648円03銭(1.89%)高の3万4868円63銭だった。前日の米株式市場で米中摩擦の緩和観測から主要3指数が急伸し、投資家心理が上向いた。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の解任を否定したことで円安の動きが進んだことも支えとなり、取引時間中としては約3週間ぶりに心理的節目の3万5000円を上回った。買い一巡後は利益確定売りや戻り待ちの売りが上値を抑えた。

 米ブルームバーグ通信が22日、ベッセント米財務長官が「中国との関税競争は持続的ではなく、状況は改善すると期待している」と発言したと報じ、同日の米国株は大幅高となった。関税による企業の負担増大や世界的な景気減速への懸念がいったん和らぐなか、日本株にも幅広い銘柄に買いが入り、日経平均の上げ幅は一時900円を超えた。 

 円安基調も後押しした。日本時間23日早朝にはトランプ米大統領がFRBのパウエル議長について「解任するつもりはない」と発言したと伝わった。中央銀行の独立性への懸念が後退してドルが幅広い通貨に対して買い戻され、円相場が一時1ドル=143円台まで下落したことで輸送用機器、電気機器、精密機器などの輸出株は上昇が目立った。 

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の大西耕平上席投資戦略研究員は「トランプ関税に対する前向きな材料を素直に評価した買いが入ったものの、節目の3万5000円近辺で利益確定売りが増えたように、決算発表の本格化を前に上値を追いたいと考える投資家は多くない」とみていた。

 東証株価指数(TOPIX)は続伸し、終値は52.20ポイント(2.06%)高の2584.32だった。JPXプライム150指数も続伸し、26.27ポイント(2.37%)高の1134.05で終えた。
 東証プライムの売買代金は概算で4兆2914億円、売買高は18億1680万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1347。値下がりは244、横ばいは44だった。
 東京海上や三菱UFJなど金融株が高い。トヨタ、富士フイルム、ソニーGも買われた。一方、サンリオやニトリHD、SHIFTは安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 
◇新興株23日 グロース250が3日ぶり反発 マクアケはストップ高配分

 23日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反発した。終値は前日比0.74ポイント(0.11%)高の659.47だった。23日の日経平均株価が節目の3万5000円を一時上回るなかで投資家心理が好転し、新興株は買いが優勢だった。ただその後は戻り待ちの売りに押され、東証グロース市場250指数は下げる場面もあった。

 グロース市場では、QPS研究所やヘリオスが買われた。今期の業績見通しを引き上げたマクアケは制限値幅の上限(ストップ高水準)で配分された。一方、サンバイオやDGは下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕