株価は3日ぶり反落  | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  37919.55 -1910.01 -4.80% 3日ぶり反落  
  RSI 日足   59.2%  
           
           
動いた フォロー銘柄 (+1% 以上)    
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
2871 ニチレイ C 1 4467 98
3836 アバント D 1 2254 42
9438 エムティーアイ D 1 1156 14
4896 ケイファーマ C 1 769 14

 

NQN◇東証大引け 日経平均、3日ぶり大幅反落 1910円安 石破新政権の政策不透明感で
 30日の東京株式市場で日経平均株価は3営業日ぶりに大幅に反落し、終値は前週末比1910円01銭(4.80%)安の3万7919円55銭だった。下げ幅は今年3番目の大きさ。27日の自民党総裁選で石破茂氏が勝利し、高市早苗氏の勝利を見込んだ「円安・株高トレード」の持ち高を巻き戻す動きが優勢だった。石破氏の経済政策への警戒感は強く、目先の不透明感を嫌気した売りも出た。外国為替市場では円相場が1ドル=141円台まで円高・ドル安に振れ、主力の輸出関連株をはじめ幅広い銘柄が下落した。日経平均の下げ幅は一時2000円を超えた。
 東証プライムの値下がり銘柄数は全体の9割を超え、全面安の展開だった。自民党総裁選の投開票が進んでいた27日の株式市場では、安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の継承を掲げる高市氏の勝利が意識され、円安・株高の持ち高を形成する動きが活発だった。日経平均は27日までの2日続伸で2000円近く水準を切り上げていただけに、過熱感を警戒した売りも出やすかった。
 石破氏は投資家や企業への課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、市場では経済政策への警戒感が強い。石破氏は日銀の独立性の尊重を明言しており、外為市場で日銀の追加利上げを意識した円買い・ドル売りが入りやすかったことも日本株相場の重荷だった。14時すぎに円相場が141円台に上昇すると、海外ヘッジファンドなどの短期筋は円安・株高の持ち高を解消する目的で断続的に株価指数先物に売りを出し、先物主導で株安に拍車がかかった。日経平均は月間では728円20銭(1.88%)下落した。下落は3カ月連続。
 東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに大幅に反落した。終値は95.00ポイント(3.47%)安の2645.94だった。JPXプライム150指数も3日ぶりに大幅反落し、54.28ポイント(4.36%)安の1189.79で終えた。
 東証プライムの売買代金は概算で6兆1216億円、売買高は26億5万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1505。値上がりは130、横ばいは9だった。
 東エレクやアドテスト、レーザーテクが安い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)、TDKが下落した。トヨタやホンダ、スズキなど自動車株も売られた。一方、日銀の追加利上げへの思惑から金利上昇の恩恵を受ける三井住友FGやみずほFGなど銀行株の上昇が目立った。ニチレイやディーエヌエも買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕