「人間それ自体が危ない存在」ガブリエル・マルセル東京新聞「今週のことば」 小畑文正教授 より引用 青春の正月は 「異議あり」と危機に立ち向かった。 壮年の正月は危機を傍観した。 老年の今は危機の真っただ中にいると痛感する。 仏教では人間を「機」と表す。 機は法,真理との関係で人間をとらえる言葉。 危機とは危ない存在。存在が危ない。 今、人間それ自体が危機として問われている。