市場の活性化には何が必要だろうか。
株式価値の計測を阻んでいる
のは、電力会社、大手精密企業、大手製紙企業の不祥事の原因とな
っている、コーポレートガバナンス(CG)の欠如である。
CGの確立に有
効な策は社外取締役の制度の強化である。
過渡的には第3セクター
で上場企業のCGのレイティングを導入して、公表することにより
、投資家の判断材料として提供できれば、株式売買の増加に結びつ
くのではないでしょうか。
朝日新聞2012年1月14日 社外取締役ってどんな仕事?
京都産業大学の斎藤卓爾先生が調べたところ、社外取締役がいるほうが会社が儲かっていた。
会社が良い商品を出し、消費者も信頼してたくさん買ったKらだ。株主や消費者にとっても社長たちをチェックする社外取締役は大切になっている。
社外取締役でもつながりのある人が選ばれれば、きちんと働かない。会社とは損や得をする関係ない人を選ぶべきだという意見が出ている。同じグループの会社や取引がある会社の人などは社外取締役にはしない。こうして選ばれた人を独立取締役という。
米国などでは独立取締役が取締役の半分を超えていなければいけないというルールがある。日本の会社も社外取締役の仕組みを整えないと、世界から信用をなくしてしまうおそれがある。
社外取締役 対 社内出身の取締役
フランスは 12対2
米国は 9対2
インドは 8対3
英国は 7対3
韓国は 2対5
日本は 1対9
日本の大企業は
社外取締役ゼロ 52.4%
1人 25.5%
2人 13.4%
3人 5.6%
4人 2%
5人以上 1.1%
1社当たり 取締役8.35人 社外取締役0.91人
以上