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以前、ドイツ政府が国民に水・食料の備蓄を呼びかけた旨の報道があったが、アメリカでも似たような大統領宣言がなされている。アメリカ政府が、国民一人ひとりに食料、水、武器、 金銀、現金の準備を呼びかけるというのは、かなりの異常事態だと感じる。

『アメリカ大統領布告「国家準備月間」 各自の責任で「未知の危機」に備えよ』リンク
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ホワイトハウス 2016/08/31 大統領宣言 – 2016年国家準備月間(デフォルトの準備?)

アメリカ合衆国大統領による宣言

アメリカ国民は、私たちの国家の最も初期の時代から試練と悲劇によって試され続けています。
(中略)

明日受けるかもしれない未知の難題に対して、あなた方自身が準備をすることは、私たちアメリカ国民すべてが共有している義務なのです。
そして、危機や災害に直面した時に、何もかもがおこなえるように準備しておく必要があるのです。
国家準備月間の期間中、私たちは、自らの準備と共に地域社会の準備の重要性を強調します。それは、私たちアメリカ国民が遭遇する可能性のある緊急事態に直面した際の回復力のために必要なことなのです。
私の政権は、アメリカ国民の安全を維持するためにできることはすべて行い続けています。しかし、緊急事態のために可能な限り準備することは、国民ひとりひとりの責任でもあるのです。
その緊急事態が、たとえハリケーンや地震などのような自然災害であろうと、あるいは、テロのような表現のしようのない悪らつな行為であろうと、それらは予想さえしていない時や場所で発生する可能性があります。
幸いなことに、個人、家族、地域社会には、その準備の状況を改善するために行うことができる多くのことがあります。

私は大統領として、どのような状況にでも対応できる準備を積極的に進めることをすべてのアメリカ人に奨励します。
そのためには、地方の各地でも、緊急通信や避難のための計画を作成し、貴重品を文書化し、報道をチェックし、そして一方では、十分に備蓄された災害用の供給品を持つ必要があります。
(中略)

気候変動に伴い、自然災害もまた、より頻繁に、より激しくなっており、都市部でも農村部でも共にすでに壊滅的な影響を感じ始めています。
深刻な干ばつや、上昇する海面、激しい嵐や山林火災、そして、これまでよりさらに強力なハリケーンや熱波。
今や気候変動は私たちの安全と国家安全保障への差し迫った、かつ持続的な脅威を与えるものとなっており、これは非常に重要な問題となっています。
(中略)
私たちは ひとりひとりが緊急事態のために準備する ことができるということを認識しましょう。
災害によって影響を受ける人々を助け、そしてすべてのアメリカ人たちが自分自身を守るために必要なものと知識を持っていることを確認しましょう。
共に行動しましょう。たとえ、どんな良くないことが私たちに起ころうと、私たちは強く再生することができるのです。

それゆえに今、合衆国憲法と法律によって権限を付与されたアメリカ合衆国大統領であるわたくしバラク・オバマは、ここに 2016年9月を国家準備月間と宣言いたします。
すべてのアメリカ人が準備の重要性を認識し、私たちの弾力性と即応性を高めるために協力することを奨励します。
2016年8月31日 バラク・オバマ
(中略)

『ロイターやBBCでも、』

国民の一人一人が自分の責任で事前に準備して『未知の危機に備えよ』とのアメリカ政府の大統領布告の10日前の2016年8月21日の米国ロイターWorld News 『Germany to tell people to stockpile food and water in case of attacks: FAS』によるとドイツ政府もドイツの国民に対して具体的に『10日分の水と食糧などの備蓄をただちに開始するように』と、危機に備えて『個々に各自が準備する』、という通達を出していた。
2016年08月23日BBCも『ドイツ政府、国民に水・食料の備蓄呼びかけ』との記事で、独紙フランクフルター・アルゲマイネが、内務省の69ページ文書(計画)を発表したが、この政府文書によると、『通常の国防が必要となるドイツ領への攻撃は、あまりあり得ない』と、明確に戦争を否定している。
ところが、『戦争は無い』に続いて、『国家安全保障への将来的な脅威の可能性を排除すべきではない』と前言を翻してしてドイツ市民に対して具体的に10日分の食料や水の準備を要請していた。
ほぼ8月31日のオバマ大統領による『一人一人の責任で「未知の危機」に各自が個々に準備せよ』とのアメリカ大統領布告『国家準備月間』と同じ内容である。(違いはドイツがイスラムテロを漠然と匂わせているが、アメリカの方は環境変動による自然災害を匂わせて脅している程度) 
よくわかっている既存の危機でも個人で対処するのは限界がある。ましてや何が起きるか分からない正体不明の『未知の危機』に対して準備するなど絶望的。基本的に不可能なのである。

『大統領布告でアメリカ市民一人一人に対して銃や水や食料、現金とか金と銀の準備を呼びかける連邦政府(オバマ大統領)』

オバマ大統領は2016年9月の国家準備月間宣言の大統領布告では、『都市部でも農村部でも』場所を選ばず、『予想さえしていない時や場所で』、『壊滅的な影響』が発生すると断定して、『すべてのアメリカ人は』全国的な『リスクに対処する』ために『国民ひとりひとりの責任』において『可能な限り準備すること』をアメリカ政府として求めている。
このような大統領布告を聞いた場合、(日本とは大違いで)自己責任(自主防衛)の一般的な普通のアメリカ人なら、何はさておき(すべてに優先して)『銃と弾薬』を真っ先に準備する。
今回出されたオバマの大統領布告では、市民一人一人に対して『食料、水、武器、 金と銀、そして現金』を準備するようにアメリカ政府が呼びかけているのですから深刻である。
(後略)


 

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