平成もいよいよ残すところ
数時間ですね。
そんな平成最後の天気は大荒れ。
まるで台風みたいな横殴りの雨。
今年も我が家のキスゲが咲きましたよ。
平成最後のキスゲは令和最初のキスゲになりそうです。
「平成」の始まり。
昭和64年でしたね。
ちょうど自動車免許の取得のタイミングで
免許証も「昭和67年まで有効」みたいな事になり
書き換えの際、え〜と平成何年だっけ
みたいな事態になりました(^_^;)
その年の夏、祖父が他界。
景気はバブルへ。
でもまだ学生だったせいか
バブルの恩恵は少々だったような。
それでも大学の教室は
当時流行りのデザイナーズキャラクターブランドと
言われたブルゾン（←この言葉も今じゃチエミさんでしか聞きませんね）ばかり。
ペイトンプレイスにメンズメルローズ、
メンズフランドル…
やがて就職活動へ。
バブルの追い風もあって
家の中は頼んでもいない会社からのDMだらけ。
6畳の部屋はDMが積み重なれ、足の踏み場も
ないほどに。
会社面接に行けばお土産に企業テレフォンカード。
やがて数社の中から
今勤めている会社に入社。
研修ではワープロの練習。
肩パッドの入ったスーツの先輩姐さんに
教わったのは地図ソフトを活用した
「パーティーの招待状をワープロで作ってみなさい」
見本の地図としてホワイトボードに書かれたものには
ベイサイドエリア。
え〜と、ここがジュリアで、ここで改行して、と。
しかし、入社後すぐにバブルは崩壊…
TVCMでお馴染みだった証券会社やら
北海道の銀行やらが倒産…
♪恋人はサンタクロース♫
何もかもが気取っていた時代が
幕を閉じ、「背伸び」から「等身大」の時代へ。
女性は「つくりまくる」前髪からサラッとヘアへ。
ソアラ、BMW、ベンツ
でも男子はまだまだ時代を引きずっていたような。
時代は益々不景気へ。
この頃、バヤシは最初の都心部勤務になります。
仕事の都合から参加出来なかった
大学メンバーのスキー。
東京に残ったメンバーと研修目的で神戸に
勤めた仲間。
その解散日の翌朝にそれは起こりました。
震度7……
朝、会社に出社すると珍しく
営業時間なのにテレビがついています。
画面を見ると神戸で未曾有の大震災。
立ち上がる煙。
崩れ落ちた高速道路…
まぢか！
Tはどうした！
生きてるのか！
一切連絡つかない中、T君の
実家経由で「無事」の連絡。
思わず肩の力が抜けるくらいの安堵…
しかし、今度はバヤシは心配される立場になります。
この頃、よく仕事で頻繁に乗っていた
電車。地下鉄日比谷線に千代田線。
それに丸ノ内線。
朝、会社に着くとなんだか人の姿が少ない。
周りに聞くと「電車、遅れてるみたいよ。なんでも
ガス爆発とかなんとか」「千代田線動いてないみたいよ。お前、今日仕事動けねぇじゃん」
そんな会話を何故か覚えてます。
幸い我が社から被害者は出ませんでしたが
「あと一本、前のに乗ってたら…」なんて声が
続々と聞こえてきました。
友人達からの心配の電話が有り難かったです
「何が起きても変じゃない」
当時のミスチルの歌の歌詞です。
時代は少し平静を取り戻します。
職場も自宅に近いエリアに転勤。
しかし担当する企業は日本一の企業。
それどころか個人別目標は自分が全国ナンバー1…
まぢか
地元の友人がある日、携帯に電話。
ピカピカ光るアンテナ付きです。
「自分のスキー仲間の飲み会やってるんだけど
今から来る？」
小岩から駆けつけたビアガーデン。
そこには後のヨメの姿。
紆余曲折ありながら
結婚。
長女なーさんがすぐに生まれ
手狭になったマンションから
戸建てに引っ越し。
そして、次女あーさん誕生。
子供達に手がかからなくなってきた頃
何か昔やりたかったのに
やった事なかったことをやろう！と
色々な事をはじめ出す。
まずはサーフィン。
「いつかはやってみよう」をやってみるようになった。
次はギター。
…の前に山登り。
山登りはやった事あったけど
富士山以外に標高の高い山に
登ったことがなかった。
以前、地元の友人と登った富士山での思い。
それが数年を越えてくすぶり出した。
…そして現在に至る。
サーフィンはちょっとかじっただけで
終わったのに対して山登りはどっぷりと浸かりました。
「槍と穂高、どちらか登れれば
それでいいや」と思って始めた山登り。
まさか、こんなに続くなんてね。
平成。
あと、ちょっとで終わります。
平成で一番、「やった！」と自慢できるのは…
「たまごっち」を激流行る前に
入手していたこと！（笑）
←平成31年間通して自慢できるのはこのこと
くらいかいな…