(前記事からのつづきです)
烏尾山からについたところから続きます。
可愛らしい三角屋根の建物は烏尾山荘。
4月~12月の週末で営業しているようです。
ここからの眺めは素晴らしそうなのですが…
ちょっと残念な眺望。
烏尾山荘はトイレも三角屋根。
建物の北側。
では、次のポイント、行者ヶ岳へ向かいます。
烏尾山荘を振り返って。
ソロの女性の方とすれ違いました。
ところで①と②編で書き忘れていましたが
この日はサポートタイツの腰の紐が片方奥に引っ込んでしまって
結べないトラブルが発生していました。
ボタンで留められるので良しとしていたのですが…
三ノ塔を過ぎたころから…
こんな状態に(笑)
サルエル状態を時々腰をずいずいしながら(?)修正。
少々不安が残るコンディションでこのコース最大の難所となる
行者ヶ岳に向かいます。
風はますます強く吹いています。
この時期には仕方のないことなのでしょうね。
それにしても、ガスだらけの写真ばかり沢山アップしていると
我ながらいったい何をしたいんだろうと思ってきます。
沢山写真を載せているのは
あとで自分で眺めながら山行のことを思い返したりするため。
あとで「こんな所通ったんだな~」と読み返したりするのです。
晴れていればとても眺めが良いのでしょうが
残念ながら自分は雨男。
これも宿命です。
シカ避けネットを乗り越えるための脚立。
シカもこれを利用して行き来していると聞いたことがあります。
とにかくアップ&ダウンの繰り返し。
登っては下りて、登っては下りて。
だんだんと険しいところも現れました。
鎖場。
でも鎖に触れることもなく登れました。
ガスはますます濃くなります。
行者ヶ岳に到着
相変わらず景色は…
石碑のようなものもあります。
眺望はきかないけれど、どこか癒される景色。
…と同時に心折れそうな自分。
どこかで撤収しようかな…。
と、またしてもメンタル面の弱さが浮かび上がります。
本日の(危)マーク通過2つめ。
…なのですがガスでよく分からず。
う~ん…
ちょっとだけやせ尾根の桟が見えました。
最初の方の鎖場は使うまでもありません。
ここも小さな鎖場。
やせ尾根の桟が見えています。
まさか横風で飛ばされないだろうな…とネガティブ思考全開。
でも、実際には風も落ち着き上から見下ろしてみていた時より
怖い感じは受けませんでした。
ちょっとした登り返しを過ぎると…
この区間で多分、一番の難所の通過。
Vの字のユニークなレイアウトの鎖。
既に次の鎖場がチラッと見えています。
ここが今回のルートの一番の難所。
でも短い鎖場なので慎重に行けば問題なしでした。
鎖場を下りたところから振り返って。
海側の鎖の方が下りやすかったかな…。
すれ違ったオジさんから「今日の天気はあいにくだね~」と。
「でも、この時期ここに来る人はみんなわきまえているからね(苦笑い)」と話していました。
自分も「そうですね(^.^)」と返事しつつ
頭の中で「…そうなんだ(゜.゜)」
短いハシゴ。
ダラダラの大倉尾根も嫌いではないけど
アドベンチャー気分が盛り上がるこちらのルートもなかなか良いですね。
…なんて思うのは下山してからのことで
当時は「どこで引き返すかな」
ふわっとガスの中にあらわれた崩壊ポイント。
よく写真で見る場所だ
ここの通過の横風も心配していたのですが
風も多少落ち着き、鉄パイプの欄干のあるので安心して歩けました。
ガスがどんどん左から右へ流れていきます。
雨には降られていませんが、もう少し眺望を楽しんで歩きたかったかも。
崩壊地点から下を見下ろしました。
ガスのせいか何だか千尋の谷のように思えてきます。
やはり高度があがるにつれ、山頂が近づくにつれ
天候は悪化していきます。
二ノ塔あたりでは周囲の山が多少は見えていたのですが
ここまで来ると全く見えなくなりました。
まるで天国への階段。
風になびく一本の木。
ちょっと神秘的でもあります。
分岐点。
あとは比較的、歩きやすい区間。
新大日を経て山頂を目指すのみ。
風が落ち着いて寒さが和らぐと今度は喉が渇きます。
広い場所。
ここも多分眺めが良いところなんだろうな…
そして新大日への階段。
新大日茶屋。
ここまでくれば残りはあと少し。
(次回、ニセ雪景色…)