サマータイムの朝

青空の広がった気持ちのよい週末、日曜からいよいよサマータイムになって、ミントもぐんぐんのびてきて、春だ！と思いきや雨が降る。

何を着てけっていうんだよ！

寝て起きると1時間時計が進んでいる、日曜の朝。
この日に約束があると、ちょっと気をつけないといけないのにはもう慣れてきたけれど、その日の夜、聞かせてもらって大笑いした友人のエピソード。

その日、旦那の仕事で一緒にフィレンツェに泊まっていた彼女、ちょっとだけ日曜の朝は寝坊したいけれど、お昼にはボクの共通の友達と約束があったから、ちゃんと携帯の時計を1時間早めて、目覚ましをかけて眠りについた。

うっかり2度寝をしてしまったのに気づいたときは、30分も過ぎていて、約束の時間にもぎりぎり間に合うかどうか。

なんでおこしてくれなかったのよ！

と旦那を責めるも、

えっ、まだ君が起きるはずの時間にもなってないけど…

なんと、年末に買ったばかりの最新式の携帯君、サマータイムの切り替えを自動的にやってくれる優れものでもあったのだ。
つまり、最初の目覚ましはこれまでの時間帯の2時間も前に鳴ったワケ…。


知人の中には、うっかり飛行機に乗り遅れた人もいるみたいなので、たいした事じゃないけれど、仕事の日でもないのに何かパニクっちゃったわよ、とは友人の談。
何事にも尾ひれがついて楽しくおかしく説明してくれるのはやっぱりイタリア流である。

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