こんにちは、うるまです。
前回記事では、転校生である私が、その年の生徒会長の選挙に立候補した中学2年生の時についてお話しています。↓↓↓
さて今回は、中学の頃の友人関係についてお話させていただきます。
中学の頃は、とにかく友人と遊ぶことが大好きな性格でした。
ただ、その性格は”友人が自分の周りにいる”ということに価値を見出していたことによるものだったのです。その当時は、”みんな”から外れることが怖くて、人に嫌われないように生きていました。
そんな私にとって、”自分の周りに友人がいる”状況は、ホッとする安心材料になっていました。「この子は私と遊んでくれるから、私のことを嫌いではないだろう」と自分で良いように思い込んで、自分の価値を確かめていたように思います。
このような性格だったので、「常に友達と一緒にいたい」「友達からの誘いは極力断りたくない」という気持ちがいっぱいで、友達からの誘いを一度断ってしまえば、2度と誘われないのではないかと本気で思っていました。
ましてや、”私以外の友人が遊んでいて、たまたま私が誘われなかった”という場面では、強く嫉妬していたのを覚えています。怒りや苛立ちの感情ではなく、「私は嫌われているのかな?」というネガティブな”不安”の感情で溢れていました。
友達と一緒にいる時は安心して、離れている時は不安になる。このように毎日、一喜一憂して過ごしていました。
友人関係に振り回されていたのではなく、”自分の感情・考え方”にいつも振り回されていたように思います。
とにかく当時の私は1人行動ができませんでした。学校という狭い世界でしか生きていないので、その世界の一員として”みんなで”という考え方を強く持っていました。
小学、中学の頃までは、みな経験や知識、言語化能力なども乏しく、”言わなくてもいいこと”も言ってしまう子が多いと思います。そんな環境下で、自分勝手な行動や周りと異なる言動をすると、面白おかしく後ろ指を刺されていました。
何より”みんなと異なる自分”になってしまうのが怖かったのです。”出る杭は打たれる”という環境では、自分を殺して周りに合わせて生きることしかできませんでした。そして当時14歳の私はその環境に対して、特に違和感や憤りを感じてはいなかったように思います。
とにかく”嫌われないように生きること”に必死でした。
生活する環境や関わる人が固定化されてくると、そこには自然と”常識”というものが出来上がってきます。その常識に知らず知らずのうちに苦しめられていたことに、当時は気付くこともなく生きていました。
自分を変えるためには、”普通から一歩外れる勇気”をもつことが大切だと、のちのち気付くことになりました。
「良くも悪くも人間は周りの環境に大きく左右される。」
このことを学ぶことができた中学時代のお話でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
