米ドル円の相場解説をします。
下図は、2013年8月28日、正午現在の米ドル円の4時間足チャートです。
図から分かるように、先週末に、プライスは上値抵抗線に到達し、そこで頭を抑えられました。
そして、2度、3度と頭を抑えられ、トリプルトップを形成した後に、大きく下降していきました。
ネックラインは、トリプルトップを形成する前の高値付近の水平線1でしたが、分かり易い構成となっていました。
上値抵抗線により、1度、2度と頭を抑えられダブルトップを形成した後、一旦ネックラインを下抜けるのですが、ここでは、再度ネックラインの上に戻り、上昇し始めました。いわゆる「ダマシ」というモノです。
このあたりが難しい所かもしれませんが、こういう事は頻繁に起こっていることですから、そうなるかも、と最初から想定しておくことが大切です。
慣れれば、こういうことは「ダマシ」というよりは、普通の動きと認識できます。
ネックラインを一旦は上に抜けるのですが、ここで高値を切り下げた位置で頭を抑えられ、3つの山を作りましたから、トリプルトップが出来上がりました。
そして、下降しはじめ、今度はネックラインを順調に下抜けていき、本格的な下降に入りました。
この後は、ガンガンと勢いよく落ちていき、下値支持線も軽く突破して、直近安値付近に到達して止まりました。
このような流れで、昨日のチャートが形成されていきました。
相場の流れを、難しく捉えてはいけません。ここで解説したように、シンプルに、単純に捉えて、トレードしていくことが勝つために大切と言えるでしょう。
確かに動きが分からない相場もよくありますが、「そういう時はトレードしない!」という選択をすることです。
相場の流れが分かる時だけトレードする、ということが大切です。