壮瞥と大滝の飲食店で“奥洞爺牛”を通年提供始まる | 光触媒(ひかりしょくばい)の原理

光触媒(ひかりしょくばい)の原理

光触媒(ひかりしょくばい)は、太陽光や蛍光灯などの光が当たると、その表面で酸化還元反応が起こり、細菌やウイルス、悪臭成分などを効果的に分解・除去される作用の事です。

壮瞥、蟠渓、北湯沢の3温泉地区で構成する奥洞爺温泉郷は17日から、壮瞥町と伊達市大滝区の飲食店3店舗で、壮瞥の畜産農家が育てた黒毛和牛「奥洞爺牛」を使ったメニューの提供を始める。昨年は期間限定だったが、通年で提供可能な流通体制を確立し、ブランド力強化を進める。

奥洞爺牛は壮瞥町内の牧場で肥育後、東京食肉市場で取り引きされるA3~5ランクが付く、生産地ではほとんど流通しない“幻の牛肉”。同温泉郷の地域活性化事業委員会は昨年、ブランド強化策としてこの牛肉を使い、4飲食店で牛丼、宿泊8施設で鍋プランを実施した。

約1カ月半の販売期間で牛丼370食、鍋は560食を提供。反響を受け継続を検討したが、高級和牛ゆえの流通コストがネックとなり、常時メニュー化は難航していた。

このほど委員会のメンバーに加わった町内の精肉店を通じて、奥洞爺牛を市場調達する卸売業者が見つかったことで状況は好転。直接買い付けて、コストを抑え安定的に供給できる体制を確立。通年でのメニュー提供にこぎ着けた。

精肉店直営の壮瞥温泉地区にある道道沿いの焼肉店「サウスポー」は、霜降りロース1人前を1皿800円(100グラム)で売り出す。国産牛の霜降りとしては破格値。店主の乾辺哲也さん(40)は「まずは食べてもらって奥洞爺牛を知ってもらわなければ。評判が広がり訪れる人が増えれば活性化につながる」と期待を込める。

同店のほかに壮瞥温泉のレストハウス梓、大滝区の大滝きのこ道場でも数量限定で奥洞爺牛メニューを実施。宿泊施設でも6月以降、順次始める予定だ。問い合わせは同委員会へ。

出典:室蘭民報