金環日食 県内も熱く | 光触媒(ひかりしょくばい)の原理

光触媒(ひかりしょくばい)の原理

光触媒(ひかりしょくばい)は、太陽光や蛍光灯などの光が当たると、その表面で酸化還元反応が起こり、細菌やウイルス、悪臭成分などを効果的に分解・除去される作用の事です。

関連グッズ品薄、登校繰り上げ

太陽が月に隠れてリング状に見える「金環日食」が21日朝、県内で282年ぶりに観測できる。書店やカメラ店では関連グッズを集めた特設コーナーが設置され、品薄の商品も出てきている。当日は各地の小中学校が観測会を予定しているほか、〈世紀の天体ショー〉を安全に楽しむための事前講習会が高松市内で開かれる。

国立天文台などによると、県内で金環日食が観測できるのは、1730年7月15日以来。今回見ることができるのはおおむね県南東部の地域で、東かがわ市の全域と、高松、観音寺、さぬきの3市と三木、綾川、まんのうの3町の一部。東の方角で、午前6時15分頃から日食が始まり、7時27分頃から約2分間、リング状になる。

そのほかの市町では部分日食を楽しめる。

次回、県内で見られるのは2312年4月7日。一生に一度体験できるかどうかの天文現象を商機につなげようとする動きも活発だ。

高松市朝日新町の宮脇書店総本店では、昨年12月に関連書籍約30種類を集めた特設コーナーを設置した。観察用めがねが付いた500円程度の解説書が人気で、5月に入ってから売れ行きが加速。担当者は「全国的に品薄で、仕入れが追いつかない」と話す。

同市上天神町のカメラのキタムラ高松南店でも、観察用めがねの販売が大幅に伸びており、カメラ撮影用のフィルターも品薄が続いているという。

小中学校では、登校時間を早める動きが広がる。東かがわ市の市立大川中学校では、21日の始業時間を45分早め、午前7時15分から全校生徒が参加して観測会を開く。登校中に観察に夢中になって事故に遭う恐れがあるなどとして、高松、坂出両市の一部の小中学校も登校時間を早める。

日食観測には、肉眼で見ず、観察用めがねを使用するなどの注意点がある。このため、日本宇宙少年団香川小惑星分団は19日、高松市サンポートの「e―とぴあ・かがわ」で観測方法や日食の原理を説明する講習会を開く。岡内尊重・分団長は「宇宙の不思議を安全に体感してほしい」と呼びかけている。

参加費は200円で、午前10時15分と午後1時30分の2回。事前申し込みは不要だが、各回の定員は40人。問い合わせは、岡内さん。

出典:読売新聞