雨の火曜日、久しぶりに映画鑑賞に。。。
観たのは代81回ゴールデングローブ賞5部門受賞、代86回アカデミー賞7部門受賞のオッペンハイマー。
戦時下のアメリカで原子爆弾を作り出した学者の話でした。
映画の中では広島、長崎に投下した原子爆弾のことも出てきます。
原子爆弾製造のキッカケはナチスドイツ軍に先を越されまいとして作り始めた原子爆弾でしたが、途中でヒットラーが自殺をし、ドイツでの使用が不要となった頃、日本軍がなかなか降伏しない状況を打開する為に広島、長崎に落とし大打撃を与えて降伏させたのです。
この原子爆弾制作に関わったオッペンハイマー、そしてそれを利用した大統領をはじめとした政治家や軍事家たち。
そして原子爆弾の成功での栄光と没落。
そんなドロドロと渦巻いた時代背景の中でのストーリーでした。
久しぶりに見たこの映画は3時間の、しかも36ミリフィルムでの上映でした。
ガッツリ見た感の久々に満足した映画だったなと、ちょっと疲れた感も^_^
そして、映画を見た私の感想は。。。
この原子爆弾を作る為に広大な砂漠に何十億ドルという巨費を投じる事の出来た大国に対して、当時の日本軍はというと燃料も銃弾も無くなり、片道切符の特攻隊で戦っていたのです。
その特攻隊員の青年兵達があまりにも可哀想だったなと。
私は江田島にある術科学校に納められている特攻に散って行った青年兵達が両親に宛てて書いた手紙を見たことがあります。
当時の青年達は生きて帰ることは考えていなかったのでしょうか。
そんな日本国内では大本営発表の大嘘の情報に誤魔化されて多くの若者が死んでいった事に、日本の政治のあまりにも馬鹿さ加減に改めて腹が立ったのです。
絶対に戦争なんてしてはいけません。
今は真面目そうな政治家も、いざとなった時には大嘘で国民を騙しますから。