③ 過去と未来
(最初の)学生のとき何を学んでいたかと聞かれたら、(アメリカ)文学と答えていますが、まじめに取り組んだのは卒業してからでした。学生だった当時は、気に入った本をただ読んでいただけでした。後悔を全くしていないと言ったら、それは嘘です。熱いうちに打たなかった鉄があります。ただ、仮に、もう一度同じ状況になったとしても、同じことをしているはずです。そういうものではないでしょうか。今あるものを受け入れるしかないという事実と、これからどうするのかという再確認です。
化学は、最も何もしなかった科目であるにもかかわらず、どこかで「やり直している」と感じています。やってすらいなかったのに、やり直すというのも変ですが、一番遠いところにあった分野で、避けていた・実現できなかった勉強を、「できる限り目を瞑らずに」実践・実現していこうとしているからです。全くできなかったものができるようになっていくことに対して、肯定的なものを感じていますが、これは好きとか面白いとは違う種類のものです。かつては存在していなかった勉強への取り組み方を、同じように存在していなかった自然科学系の科目で確かめているようなものです。平たく言うと「実験」しています(……こう書いてみると「ドライ」な感じがありますが、興味も持っています。ただ、分からなかったものが分かるようになっているという感激が強いのは事実で、その意味では高校化学の域を出ていません……)。
一方、そんな回りくどい努力をする余力があるなら、初心であった語学・文学に対して、何度でもやってみればいいだけなのかもしれません。要領が悪いと自覚していますが(語学はここで書いているほどうっちゃっているわけではありませんが、別のトピックになるので割愛)、こういう回り道をして、やっと気付けたと考えることにしています。難しいものに対して取り組もうとはしていなかった過去と、そうではなくなった現在とを経て、身に付いた考え方です。今では、どちらも宿っています。距離を取ることで見えたものです。近過ぎると火種になるというのは、恐らく生涯のテーマの一部でしょう。
先に、化学を追いかけます。何よりも続けること。そして、アウトプットもすること。以前は場当たり的にやっていましたが、現在は放送大学という恵まれた環境を利用し、つながりのあるものとして、学んでいきます。
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長い話にお付き合いいただき、ありがとうございました。明日から勤務が始まるので、労力配分が変わります。その前に、記しておきました。