そして、ZEROくんとAKIRAくんに出会った。
2人は同じ大阪でも少し違う雰囲気を持っていた。
僕は吹田出身、大阪の北摂地域。
2人は下の方でバリバリの大阪人。話すイントネーションも北摂地域よりキツく感じた。

ZEROくんは今は空【ku:】というバンドをやっている。大阪時代大変お世話になった先輩方とやっていて、かなりヘヴィーでかっこいいです。 僕もまだ観た事ないので、挨拶含め一度観にいけたらなと思ってます。

彼は物凄かった。ヘヴィーすぎた。 あの実力はバンドの中でも群を抜いていた。 独自の個性を持っていて、当時から自分のスタイルを確立していたと思う。

彼らと出会い、何とか意気投合し、晴れてやる事になり僕のバンド生活はスタートした。

しかし、右も左も分からない未熟な僕と福ちゃんは彼らに随分と厳しくしごかれ鍛えられた!

当時僕も地元の仲間でたまにライブ演っては暴れまくってた。
自分のパフォーマンスに自信を持ってたし、負ける気もしなかった。
しかし、ZEROくんは僕のライブビデオを見せた時、「暴れる意味が違う。音楽的ではない」
ただ暴れまくってめちゃくちゃな演奏してるのは身内ノリだとハッキリ言われた。愕然とした。

そして、今度は2人のやってきた過去のビデオを見せてもらった。素晴らしかった!
悔しいどころか圧巻だった。
なにより、オリジナル曲で、しかもめっちゃうまかった‼
本格的で自分と比べたら天と地の差で、顔から火が出るくらい恥ずかしい気持ちになった。

あの人等と手を組んだらもっと上に行けるんちゃう?と福ちゃんと話し合い納得してくれた。

そこで、リハーサル、アー写撮影、ブッキングライブ、レコーディング、バンド転がし諸々ミュージシャン活動としての基盤を覚えた。

いざ、本格的に活動するにあたって先ず、ライブしなければならない。自分達の表現場所はライブハウスが基本。
本来ライブはアーティスト活動プロモーションの一貫と考えるべきだと思うけど、インディーズの僕らにはライブハウスで演奏するしか表現するところがないのが現状だ。

そのために、鬼のような練習の日々が続いた。
ZEROくんもAKIRAくんも自分達のやりたい事がしっかりとあったからこそ妥協は嫌だったんだと思う。

なんと、結成からライブは半年以上できなかった。

「そんな、ドラムで歌えるかーっ!」ってZEROくんはマイクを床に叩きつけ途中で帰った事もある。

ある程度自分に自信を持っていたのに、コテンパに鼻をへし折られた。

バンド練習がない時は関大前のスタジオで何時間も個人練習しまくった。

そして、そろそろえーんちゃうかと皆でそんな空気になり、寝屋川ヴィンテージの初ライブが決まった‼ それはそれは嬉しかった。
やっとライブができる‼
ライブが決まったからにはそろそろバンド名決めなあかん!

自分達の看板の名前だ。

これがまたなっかなか決まらなかった。
結局先輩がなずけ親になってくれ、GIGA SLAVEになった。

… なんちゅーエグい名前やねん 笑
とにかくヘヴィーだけを追求していたのでピッタリな名前だと当時は思った 笑

ひたすらバイト、スタジオの日々を繰り返す内に髪は腰に達するくらいまで伸びていた→恐

そして、気合い入れるために、思い切って全部真っ赤に染めたった→完全にアウト 恥

衣装もエナメルに網タイツ。
髪の毛全立ち。
お化粧なんてした事ない自分はとにかく見よう見まねで必死に練習した。母にメイベリンの化粧ポーチをもらい、化粧品、時には網タイツまで買ってきてもらった→完全完ぺき親不孝

若気の至りですわ。

そして、何百回ものゲネプロを済まし初ライブを迎える事に。

ドラムセット持ち込み。
しかも、ツーバス 笑

これ完全にアウト。通常ブッキングライブではドラムセットは使い回しが当たり前。なのにワンマンライブでもないのにフルセット組んだった。気合い入れ過ぎ、、汗

ライブハウスの人や、対バンの人も困ったやろなー。

とにかく、今まで山籠り修行を終えた感じでパワーを発散したくて仕方なかった。

ライブは猛特訓のおかけでめっちゃいいライブができ幸先良かった。
そして、どんどんライブも決まっていき、次は梅田ギルドも決まった。
確かラサディース(ディルアングレイの前進バンド)と対バンやったと思う。あの当時はビジュアル系という言葉は無かった。皆、お化粧バンドといって、周りは化粧してるバンドばかりだった。
時代ですな~。

そして、月に何本もライブをやるようになり、いつものように寝屋川ヴィンテージ公演時にたまたまジンとヤギちゃんが偶然僕らのライブを観てくれていた。
めっちゃ良かったっすとアンケート用紙まで書いて楽屋まで持って来てくれた 笑
それが彼らCHILDとの出会いです。
えらい昔やな~、18才やったな~。
初々しかったっす。

まだまだ彼らCHILDとはやるのは後の話。

僕の旅はまだまだ続くのであります~。


続く…。



ビジュアルメタルじゃーっ‼ あかん‼キツい…
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