現代ビジネスから
「眠ろう」と思うと逆に目が冴える…なぜか眠れない夜に試したい「医師が教える入眠法」
精神科専門医・産業医/医療法人社団 山桜会 理事長/あすか産業医事務所 代表
西上 貴志
寝ようと思っても、なぜか睡眠に入れないような夜を過ごしたことはないでしょうか?
疲れているからすぐ眠れると思ったのに、なぜか目だけは冴えてしまう、というようなこともあるかもしれません。
そんな時には、寝ようと思わずに、「体を休めよう」と思いながら目を瞑ってみるようにしましょう。それだけでも、体の疲労感を軽減させる効果が得られます。
・目を瞑ることにどのような効果があるのか
人がどの感覚器官から情報収集しているかを分類すると、諸説ありますが、視覚が80%以上、聴覚が10%前後、嗅覚、触覚、味覚が残りと言われています。視覚からの情報収集が圧倒的なのです。
したがって、目を瞑って情報を遮断することで、頭での情報処理量を減らすことが可能となり、それだけで休息につながると考えられます。
・おすすめストレッチ
体全体に力をしばらくぎゅっと入れたのちに、力を抜く動作を繰り返してみましょう。たったこれだけでリラックス効果が期待できるのです。この方法を筋弛緩法と言います。
まず仰向けでリラックスできる姿勢になってみましょう。その上で、手をグーにして5秒ほど力を入れてみましょう。そのあと、手を広げてください。
これを繰り返すことで筋肉の緊張と弛緩を反復し、緊張を解きほぐすことが可能になります。
よし、1週間やってみる。
٩( 'ω' )و ガンバルぞい
『心がほぐれる1分習慣 会社に行くのがツラいときの45のヒント集』
西上貴志 (著)