第15回チャンピオンズカップ(GⅠ) | 下町育ちの馬券王 ~JRA全重賞予想大会・一口所有馬近況~

第15回チャンピオンズカップ(GⅠ)

 ダートの新しいページをめくる時。新装チャンピオンズカップは左回りの尾張で頂上決戦!

■中京11R(15:30)・第15回チャンピオンズカップ(GⅠ)
◎⑧ホッコータルマエ
○⑫ローマンレジェンド
▲⑭コパノリッキー
△⑪ワンダーアキュート
△⑮インカンテーション
△③クリソライト
☆①インペラティヴ
☆⑨クリノスターオー


三連複⑧軸 ①・③・⑨・⑪・⑫・⑬・⑭ 計21点


 ◎⑧ホッコータルマエ。昨年は交流GⅠ4勝でダートグレード競走特別賞を受賞。昨年の本レースは3着に敗れたが、早めに先頭に立ったことが災いしてソラを使ってしまうお粗末なものだった。3歳年明けからのデビューで一昨年は年間12戦。昨年もほぼ月イチの出走間隔で年間10戦を消化した。今年はフェブラリーS2着後のドバイワールドカップで疲労によるダウンを余儀なくされたが、7ヶ月ぶりの前走JBCクラシックでは勝ちに行く競馬を試みてゴール手前で失速する4着。時計が速かったこともあるが、いかにも休み明けの見本となるような競馬でひと叩きされた今回は中身から変わってきた。交流GⅠは今年の川崎記念を含めて通算5勝(6勝目となれば史上8頭目)。年間2つしかない中央GⅠは一昨年に3歳だった本レースから3着→未出走(13年フェブラリー)→3着→2着とあと一歩。陣営も下の世代からの押し上げはあるが、名称が変わる最初のレースで歴史に名を刻みたいと意気込み十分。調教よりも実戦を使って変わってくる叩き良化型なだけに、前走を使えたのが幸い。近1年以内のGⅠ勝利があると今回は+5,000万円の褒奨金も加算される。勢い任せに容易く頂点を取ることができず、キャリアが活きるダートの頂上決戦なだけに中央・交流兼用の本馬が実績通りに文句のない走りを見せつけるだろう。


 ○⑫ローマンレジェンド。戦歴を見返すと6連勝で迎えた一昨年の本レースは4着。昨年は帝王賞6着、本レース13着といずれも叩き2走目に目標レースをぶつけてきて惨敗している。前走のエルムSや一昨年のジュライカップ(今回と同舞台。良馬場開催で1分50秒を切ったのはこれまでに本馬だけ)のレコード勝ちなど勝ちっぷりが豪快なだけに、GⅠで結果が出ていないのは揉まれ弱さからくる壁かとも思えるが3ヶ月以上の休み明けは6戦して【4.0.2.0】。ホッコータルマエとは真逆のタイプである。昨年までの阪神ダ1800mならば評価を落とすが、新装となる中京ダ1800mならば再度見直したい。58キロで勝ったエルムSからJBCクラシックを挟むことはできたが、上記にあるようにピークは賞金9,400万円の本レース。藤原厩舎はスプリンターズS2着@ストレイトガール、マイルCS2着@フィエロなどGⅠ奪取までもうワンパンチ。ココで好調の岩田を起用できたのは大きい。アクシデントに見舞われ骨折まで喰らった昨年の東京大賞典からよくぞ戻ってきたとも言えるが、6歳の大将として古豪復活を願う。


 ▲⑭コパノリッキー。わずか10か月前に最低人気の烙印を押されてフェブラリーSを勝利。強さは認めても、新聞各紙のようにがん首を揃えて本命候補とはさすがに言えまい。敢えて厳しい条件を突きつけるならば、近走の充実ぶりも1人気を背負ってのものではない。かしわ記念と帝王賞は旬を過ぎたワンダーアキュートとの一騎打ちでメンバーが軽い。前走のJBCクラシックは自身も途上中ながら負かした他の各馬も休み明けで勝ちっぷりこそ鮮やかだったが高速馬場の前残りだった。鞍上の田辺は本馬で初GⅠ制覇となったが、今年は重賞6勝と躍進。いずれも1人気を背負ってのものではなく村山厩舎の重賞5勝も今年の函館記念@ラブイズブーシェ(2人気)を除けば全て5人気以下の勝利とマークされる立場になってどうか。馬自身は逃げと先行のどちらも対応ができるのは強みだが、盛岡の直線300mから中京は西日本最長となる411mとなるため逃げの手に出るとマークされやすく不利になるのは明白。キャリアの浅い4歳馬で本格化をするならば来年だろうと予測しているが、仮に勝つようなことがあれば方角がどうたらと抜かしている黄色のイカサマ師を無視して来年からはダート開催に戻るドバイに連れて行ったら良いのではないか。


三連複⑧軸 ①・③・⑨・⑪・⑫・⑬・⑭ 計21点


 JCダートからの歴史を振り返るとカネヒキリやエスポワールシチー、トランセンドのような絶対的な王者がこの数年は不在。フェブラリーSもキャリアを活かした5,6歳の充実期を迎えた馬たちが健闘している。


 今年は12年ぶりの開催となった盛岡開催のJBC組を有力視。2,3着のクリソライトとワンダーアキュートは仕掛けが遅れたことが功を奏した形となったが、前者は中央のダートで結果が出ていないだけに過信は禁物。またみやこS組は1000mの通過時計が61秒3で勝ち時計も創設以来の過去5年でワースト。中京巧者である勝ち馬⑮インカンテーションは3連勝中でもあり評価をするが、昨年14着と奮わなかったが点が気掛かり。武蔵野Sについてはレースレベルは上々だったが、後方一辺倒のワイドバッハにグレープブランデーが3着に来られるようなメンツで評価に値しないと判断してバッサリ。


 馬券は昨年と同じ本命、対抗馬ながら勝ち馬のベルシャザールを逃した苦い思い出があるため、万全を期して手広く。中心は印上位の相手5頭となるため、⑧軸の③⑪⑫⑭⑮を分厚く。人気3頭の決着でも20倍以上の配当が見込めるのは意外な感じもするが、北米からただ1頭参戦してくる①インペラティヴは9ハロンの持ち時計がメンバー最速の1分48秒0。砂質の違いはあれど鞍上のデザーモは日本慣れしており、土日は中京で9頭も騎乗馬が集まっているため2桁人気なら大穴候補に。


◇先週日曜の的中馬券

◇昨日土曜の予想結果
■第50回金鯱賞(GⅡ)
1着1人△④ラストインパクト
2着4人△⑫サトノノブレス
3着2人▲⑤エアソミュール
4着6人×⑯ラブリーデイ
5着5人◎⑩カレンブラックヒル
三連複17.0倍不的中(予想21点)

■主な的中と過去2カ月の◎
14.11.23/マイルCS…三連複257.6倍的中(21点)
14.11.09/AR共和国…三連複33.1倍的中(15点)
14.11.02/天皇賞  …三連複28.5倍的中(21点)
14.10.19/秋華賞  …三連複19.4倍的中(21点)
14.10.18/府中牝馬S…三連複19.0倍的中(15点)
14.10.11/いちょうS…三連複32.8倍的中(15点)
14.09.14/セントウル…三連複19.0倍的中(21点)
14.08.03/アイビスS…三連複40.0倍的中(15点)
14.05.25/優駿牝馬 …三連複15.3倍的中(15点)
14.05.17/京王杯SC…三連複163.0倍的中(21点)
13.11.30/金鯱賞  …三連複108.1倍的中(15点)
13.09.15/ローズS …三連複474.1倍的中(21点)
13.01.05/京都金杯 …三連複119.9倍的中(21点)
12.09.17/セントラ記…三連複261.9倍的中(21点)
12.07.08/プロキオン…三連複242.9倍的中(15点)

12.06×金鯱賞 …5着/5人…カレンブラックヒル
11.30×ジャパンC…4着/1人…ジェンティルドンナ
11.23◎マイルCS…1着/8人…ダノンシャーク
11.16◎エリザベス…1着/3人…ラキシス
11.15×武蔵野S …6着/2人…レッドアルヴィス
11.09◎AR共和国…1着/2人…フェイムゲーム
11.02△天皇賞 …3着/1人…イスラボニータ
11.01×スワンS …7着/3人…ベルカント
11.01×アルテミス…6着/3人…シングウィズジョイ
10.26×菊花賞 …9着/1人…ワンアンドオンリー
10.25×富士S …7着/1人…ダノンシャーク
10.19○秋華賞 …2着/1人…ヌーヴォレコルト
10.18△府中牝馬S…3着/2人…ホエールキャプチャ
10.14×京都大賞典…10着/2人…メイショウマンボ
10.12×毎日王冠 …4着/7人…ディサイファ
10.11△いちょうS…3着/3人…ミッキーユニバース
10.05○スプリンタ…2着/2人…ストレイトガール
09.28×神戸新聞杯…4着/2人…サトノアラジン
09.28◎オールカマ…1着/2人…マイネルラクリマ
09.21◎セントライ…1着/1人…イスラボニータ
09.21◎ローズS …1着/2人…ヌーヴォレコルト
09.14△セントウル…3着/2人…エピセアローム
※◎1着,○2着,△3着