わたしは、今はもう、

抗うつ薬は飲んでいなくて

(ちゃんと主治医と相談の上、少しずつ減らしてやめました)

 

かなり元気だと思うのですが、

それでも、気分の上下が大きいときというのはあってですね

 

そのたびに、

「あぁ、気を抜くと、すぐ逆戻りしそうだなぁ」

と思います。

 

もしかしたら、治療を経験した方の中には

同様に感じていらっしゃる方も

いるかもしれませんね。

 

中でも、気をつけているのは、わたしの場合は、

特に何にもないのに、泣きたくなるようなときです。

 

とくに落ち込むきっかけもないし

悲しいこともないのに、涙がでてくる(でてきそう)……

 

というときは、メンタル不調のサイン。

心か体、あるいは、その両方が疲れているときです。

 

……ってね、過労&うつで倒れる前も、知っていたんですよ。

知っていたのに、なんで、悪化するまで、気付けなかったのか?

 

それは、

”何の脈絡もなく悲しい、つらい”

が、自分で、ちゃんと認識できなかったからなんです。

 

当時は、つらい、かなしい、と感じても、

それを見ないように、感じないようにして

毎日、仕事に行っていました。

 

「つらい」って認識したら、

動けなくなりそうだったからです。

 

何もかもいやになって、仕事を辞めて

引きこもってしまいそうで、怖かった

 

だから見なかったことにしていました。

 

「つらい」も「悲しい」も、感じない

感じなければ、無いのと一緒

 

そう思って、毎日を過ごしているうちに

「今、自分は、どんな気持ちなのか?」

が、わからなくなってしまったんですよね。

 

体と心はつながっています

「つらい」は「休んだ方がいいよ」のサインでもあります。

それを無視し続けるとどうなるか?

 

わたしは、わかりやすく過労で倒れました。

 

ついでに、メンタル不調の兆候も見逃して

うつ症状を併発しました。

 

感情をずっと無視してきたから

「つらい」が無視できなくなるほどに大きくなるまで、

気付けなかったのです。

 

その後、会社をお休みして、体を回復させ

カウンセリングを受けて、心をある程度回復させてから

 

コーチングを通して、

自分で、自分の気持ち・感情を扱う方法を学びました。

 

今は、自分の感情の波を、細かく把握して、

悪化しないうちに、休息をとたり、リフレシュしたりしています。

 

また、むやみに、「ダメかも……」の

思考のループに入らないようにもしています。

 

だから、「つらい」を認めるのが怖い、とは感じません。

「つらい」を感じられなくなる方が、ずっと怖いかな。

 

感情って、自分と、切っても切り離せないものです。

だからこそ、無視すると

体調やメンタルの状態を悪化させたり

 

あるいは、無視することで、

かえって感情に振り回されたりもします。

 

感情より、行動じゃない?と思う方も

いらっしゃると思います。

それも、ある意味では正しいです。

感情って、行動に引っ張られるから。

 

とはいえ、だからといって、

感情を無視したり、感じないようにして過ごすのは、

とてもリスクが大きい。

 

だからこそ、わたしたちは、

自分の感情や思考を

丁寧に扱う方法を、学ぶ必要があるのだと思います。

 

そういう意味でも、わたしは、

コーチングを学んで、よかったな。

 

コーチングを通して、

感情を丁寧に扱うことができるようになったおかげで

気持ちが安定して、余裕をもって、

周囲の人に接することができるようになったと思います。

 

コーチングって、テクニックだけじゃない

スキルだけじゃない、という話を

トラストコーチングスクールの講座内で

いつも、させていただいているのですが、

本当に、心から、そう思っています。

 

メンタルの不調を感じるたびに、

以前、倒れた時の状態に逆戻りしないのは

コーチングを学んで、感情の扱い方を身に着けて

自分に丁寧に関わることができているから、だと思うのです。

 

あなたは「つらい」という気持ちを感じたとき、

どう思いますか?

 

「感じなければいいのに」?

「どうやったら、”つらい”って感じなくて済むんだろう」?

 

わたしは、全然違うことを考えています。

”つらい”ときも、自分にやさしくしたいね。

 

 

「すべての人にあたたかな関係性を」

トラストコーチングスクール認定コーチ

くろいわひろこ

 

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